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くすぐり苛め 中編



翌日の昼休み、ミユはカナ達によって、体育館倉庫にある掃除用具のロッカーの中に閉じ込められていた。
 カナは、親からによる権力を使い、体育館倉庫に入るための鍵を先生から貰ったのだ。
ロッカーの中は、掃除用具で埋め尽くされて、かろうじて人一人が立って入れるぐらいの広さだった。
 ミユの衣服はロッカーに入れられる際に、純白の下着だけを残して全て取り巻き達みよって脱がされ、両手を布で後ろ手に縛られ、満足に動けない格好にされていた。
「あんたは、放課後までそのロッカーに入ってなさい。先生には、学校に嫌気が差したので早退したと言ってあげるから」
 ロッカーの外から、僅かにくぐもったカナの声がミユの耳に響く。
「お、おねがいです。ロッカーから出してください! そ、そんな事したら、単位が……」
「単位? 単位なんてどうでもいいじゃない。別になかったら死ぬわけでもないし」
「ど、どうでもよくないよ……。だから、ここから――」
「ああ、あんた暗い所が苦手なんだ。だからそんな事言って、ロッカーから出たかったんだ」 
 ミユの言葉を途中で遮り、自分の良いように解釈を進めたカナ。
「ち、違います! 怖くなんか、ないです……」
 が、カナの好き勝手に吐いた言葉は、意外にもミユの核心を突いてもいた。暗いところが苦手、夜寝る時は豆電球でも心細いと感じるミユにとって、明かりのない体育館倉庫。光の届かないロッカー。ミユの恐怖心を呼び起こすにはうってつけの状況だった。
「まあ安心したら。一人じゃ寂しいだろうと思って、お友達を連れてきてあげてるんだから」
「えっ?」
 カナの放った言葉に、ミユは困惑した。ロッカーは狭く、自分が入っただけで、既に大した動きが出来ない程だ。そんな所に、人がさらに入れるとは考えられなかったからだ。
 そして、自分の事を想ってくれる友達なんて、いないとも思ってたからだ。
「ほ~ら、そろそろ友達の挨拶が始まるんじゃない? 耳を澄まして聞いてみれば?」
 にわかには信じられなかった。だが、ひょっとしたら、ロッカーの中に既に誰か入っているのではないか、自分を思って、想ってくれる人がいて、掃除道具の中に埋もれながらも、自分のスペースを作って、入ってくれていたのではないか。そんな希望を、ミユは胸の内に抱いた。
 だから、彼女は急いで神経を尖らせ、ロッカーの中の音を拾い始めようとした。自分と相手の声で、聞こえなかったであろう声を、聞き取ろうとした。だが、彼女の耳に聞こえてきた音は、彼女が待っていた音などでは決してなかった。
「ゥ~~~~ン」
 ミユの耳が拾った音は、ある虫の羽音。聞きなれたその羽音を出した虫の正体、それは、蚊。
「ッ! い、いや!!」
 耳から響いた嫌悪感をしめす不協和音。その音を聞いた途端反射的に、ミユは耳を両手で塞ぎ、羽音を遮ろうとした。しかし、肝心の両手は、後ろ手に拘束されており、耳に蓋をする事が出来ず、聞きたくもない蚊の羽音を延々と聞き続けてしまう。
「あ~~っ! あ、あ~~~!! いや、いやぁぁぁ!! きらい、この音嫌い~~~!」
 体をモジモジと震わせようとするが、狭いロッカーの中では、満足に動くことが出来ず、ガンっと小気味良い音を立てながら、壁に体が当たるだけだった。
「挨拶を聞いたみたいね。私が連れてきたあんたのお友達、気に入ってくれた?」
「き、きにいらないよ~~~。こんなのっぁあッ! イヤッ! お、音が。だ、出してぇ~~。ここから出してえええ!!」
 一度気にし始めたら、羽音が絶え間なく、次から次へと耳へと流れ込んでくる。その度に、ミユの体は震え、口からは悲鳴をあげた。
「気に入らない? 確かに数匹じゃ気に入らないわよね。怖いわよね。でも安心して、そのロッカーの中にはお友達が何十匹もいるんだから、全然怖くないわよ。安心して放課後までいられるわね」
 そんな声が、ロッカーの中にこだました。
「――いや! そ、そんなに沢山っひあ! 出してください、蚊が、蚊が~!」
「……楽しんでるみたいね。挨拶が終わったら、お友達とのお遊戯の時間ね。楽しい楽しい、ダンスの時間」
「た、楽しんでなんか、ないです。だから、だから……ぁ、くっ」
 羽音に悩まされながらも、ここからの開放を願って必死にミユは嘆願し続けた。だが、それもそこまでだった。
 体中から、異常にムズムズとした痒みが襲ってきたのだ。その原因を、蚊が自分の血を吸ったのだと理解したときには、全身の皮膚から痒みが発生していた。
「あっあぁぁ……。体が、体がぁ~~。痒い、痒いよ~~~~!」
 次々と体内に伝わっていく痒み、その痒みを、なんとか逃がそうと、満足に動けない体をロッカーのあちこちに擦り付けてみるが、大した成果は得られなかった。
「それじゃあ、放課後に会いましょ。それまで、虫さんと遊んでなさい」
 吐き捨てるように言うと、カナは取り巻きたちを連れて、体育館倉庫を後にした、昼休み終了のチャイムが鳴ったのは、カナたちが出て行ったのと同時だった。
「まって、まってぇ~~。 いやぁ。こんなところに、放課後までいれないよぉ~~~!! 出してぇええっ痒い~~~~」
 大声を出して、引きとめようとするが、ミユの声は、既にカナ達には聞こえない。否、聞く気がない。故に、ミユの行動は何の意味ももたらさなかった。
「いやぁ~~~!! 暗いよぉ~~! 狭いよぉ~~! あっいやあああ!! 耳が気持ち悪い~~~!!痒くて、堪らない~~~~!!!」
 暗さが恐怖を呼び起こし、狭さがそれを助長する。耳に届く羽音がミユの体を暴れさせ、肌から感じる痒みがたまらなく理性を崩壊させようとする
「あっあ~~~~! 痒い、かゆいよおお~~~!! いやっいやぁぁぁあ!!」
 そうこうしている間にも、痒みは着実にミユの体を蝕んでいく。
「痒い~~~~~!! あっあっあああああああああっ!! 掻きたいのにい~~~~、腕がっ腕がっっくあ~~~~!!」
 二の腕から、肘から、腕から、耐えられない痒みが襲ってくる。今ここで腕が解放されたら、どれだけ天国を味わえるのか。そう思うも、腕を縛る布が緩む気配は一切ない。
「使えないよ~~~! 掻けないいいいい!! いやぁあああっ! んあっああぁ~~~~!! 痒いよぉ~~~!」
 腕をなんとか掻きたいところに持っていこうとするが、後ろ手に縛られた腕はどうやっても僅かにしか動かせず、ミユの絶望感を加速させる。
「ふぁっあっっくぅああああああ!! いやぁああああ!! かゆいかゆいいいいいい!! 体中が痒いよぉ~~~~」
 ロッカーの壁、箒、モップ等を利用して、なんとか掻けないかと模索するも、壁には油が塗られているのか、ツルツルと滑り、痒みを軽減させてくれず、箒やモップも大した効果は生み出せず、無作為に暴れるだけに終わる。
「やぁ~~~~。いやぁ~~~~! 痒いのやだぁああああっ! だれかっだれかあぁあああああああ!!」
 あまりの痒さに下着姿なのも忘れて、誰かに助けを求めてみるが、ここは体育館倉庫、今日の授業で体育館を使うクラスはない。 カナに鍵を渡した先生も、脅されてここに近づくことが出来ない。つまり、誰もここに来ることはないのだ。
「くぁぁ~~~! 痒い痒いかゆいいいいいいいいいい! 蚊がぁぁ! こんなのいやあああああああああ!!」
 ぷっくらとした、赤い斑点がミユの体を覆っていく。首、胸、お腹が、見る見る内に赤へと染まっていく。
「掻きたいのにいいいいいい、掻けないよぉぉ~~~~~!! この手じゃ、掻けないよぉ~~~。痒いのに、痒いのに~~~~~!」
 太ももが、膝が、ひざ裏が、ふくらはぎが、次々と赤く膨らんでいく。時間が経つたびに、痒みは急速的に強くなっていく。
「掻きたい~~~! やだっやだあああああああ! こんな痒いのっやだよ~~~~! くぁ~~~! 無理、耐えられない~~~!」
 既に最初の頃よりも何倍も痒みを訴えてくる肢体を、なんとか静めようと体をあちこちに擦り付けるが、痒みを抑える事は到底出来なかった。
「くぅあ! 耳がっ! いやぁぁ~~~、この音イヤ~~~~! 出してぇぇ、ここから出してぇ~~~~!」
 蚊の羽音が出す不快な音を延々に聞き続けなければならない地獄、体中から絶え間なく送られてくる壮絶な痒みに耐えなければならない地獄。その二つに、ミユはあと数時間近く付き合わなければいけなかった。
「掻きたいぃぃいいい!! 掻きたいよぉ~~~~~!! だめぇえ! もうだめぇぇ~~~!! 痒いのだめぇえええ!!」
 どれだけ助けを求めても、それを聞き届ける者はいない。今の彼女に出来ることは、痒みを軽減しようと、ロッカーの中で踊るだけ。不快音に合わせて、叫ぶだけ。それだけだった。


「………ぁ、ぁぁ……」
 ロッカーに閉じ込めれらて数時間が経過していた。体は既に全身が赤く染まっており、顔以外で白い肌を見つけること自体が、困難な状況にまでなっていた。そこから襲い来る痒みが、今もミユを襲っているが、彼女の喉は叫び続けて限界に達していたのか、そこから漏れ出るのは小さな喘ぎ声だけだった。
「か、ゆ、いぃ……。い、やぁ……」
 又、ミユは痒みのほかに尿意とも戦っていた。閉じ込められてからの数時間は、彼女の尿道を刺激するには充分な時間だった。
「うぅ……トイレ、行きたいよぉ……」
 そう力なく呟くが、それを達成することは、ミユには出来なかった。このまま、このまま誰も来なければ、彼女はロッカーの中で羞恥にまみれながら、小水を流してしまうだろう。
 だが、天は意外にも、彼女に味方した。
 バンっと音を立てて、彼女の入っているロッカーが突然開き、そこからシューっという音と共に白い粉塵のような何かが、ロッカーの中に撒き散らされた。
「――きゃ!」
 白い物が音を立てて飛んできたのが見えたと同時、ミユは条件反射的に目を閉じた。
 その白い粉塵のような物の正体は殺虫剤。ロッカーの中で充満するソレは、瞬く間にミユの血を吸った蚊を、悉く地面に落としていく。
 しばらくして、殺虫剤スプレーの照射が終わる。それから数秒の時間を置いて、ミユはゆっくりと閉じていた両目を開けた。
 ミユの視界に映ったのは、ミユを閉じ込めた張本人であるカナとその取り巻き十名弱。彼女達は、全員無言でミユの事を見つめている。
 何故彼女達がここに来たのか、そんな疑問をミユは持ったが、ここにきて、ミユはカナの台詞を思い出した。放課後になったら、出してあげると。
「(た、たすかったんだ。私)」
 ロッカーから出られる。そう思った途端、心の中を安堵が支配した。未だに全身は痒みを訴えており、尿意も主張を始めていたが、それも、あと少しで無くなる。そう思うミユの心は、自然と浮き足立っていた。
 だから、ミユは気づかなかった。疑問に思わなかった。何故カナ達が、一言も喋らないのかを。
 ミユがロッカーから出た時だった。唐突にカナの取り巻き数名が近づいてきたかと思うと、ミユの体をグイっと引っ張り、床に転がした。
「きゃあ!」
 訳も分からず床に転がされたミユは、小さく悲鳴をあげる。どうやら、喉の調子は元に戻ったらしい。ここ一時間は、ろくに喋らなかったからだろうと大まかに推測する。
 何とか起き上がろうとするが、手が使えない今の状況では、直ぐに起き上がる事が出来ずに、少し時間を要してしまう。そして、
「……よくもやってくれたわね」
 そんな怒気を含んだ声が、カナの口から聞こえてきた。
 思わず見上げると、その顔は赤く、憤怒している事が見て分かる程だった。だが、心なしか、羞恥で顔を染めているようにも見える。見ると、取り巻き達も自分をきつく睨みながらも、僅かに頬を染めていた。
「まさかあんたがあそこまで信頼されてるとは思わなかったわ。クソっあの男共! 人の体をあそこまで弄んで。まぁ、おかげで色々と扱いやすくなったし、あとでキッチリと報復もするけど」
 カナの言葉を聞いても、ミユには何の話なのか全く理解出来ない。まるでひとり言を聞いているかのような感じだった。
「まぁ、この話は終わりにするわ。今更言ってもどうしようもないし。でも、私達があそこまでやられたのは、あんたのせいなのよねぇ。なら、あんたの体でお返ししなくちゃね。私達の苦しみを少しでも味わって貰わなくちゃ、気が済まないし」
 言いながら、彼女と彼女の取り巻きたちが、徐々にミユへと近づいていく
 ミユはカナの話が全く読めなかったが、それでも分かった事が二つだけあった。それは、彼女達が自分を解放しに着た訳ではないということ。今から、彼女達の憂さ晴らしに、自分の体が使われるという事だった。
「いやっ! いやっ! 来ないで、来ないで下さい! 今、何かをされたら!」
 今、自分は尿意を感じている。そんな状況で、もし、もしくすぐりでもされようものなら、そう思うと、体は自然に後ずさりを始めてしまう。だが、それも直ぐに終わりを迎える。自分がたった数分前まで閉じ込められていたロッカー体がぶつかるという形で。
「いや、いやっ! いやあ!!」
「私達の恨みを、私達が受けた恥辱を、その体で、存分に思い知りなさい」
 カナの言葉が終わると同時、カナと取り巻き達の無数の腕が、後ろ手に拘束された彼女の体に殺到した。
「あっくぁっきゃあっははははあははははははっは!! やめてっやめてええええええ!! くすっくすぐったいいいい!! いやはははははははははは!! 今はやめてえっへへへへへひゃははははは!!」
 およそ二十本の腕、計百本にも及ぶ指から、全身にくすぐったさが送り込まれた。その凄まじい刺激にミユはくすぐったさと尿意を逃がそうと、スカートが捲くれるのも構わず、足をバタつかせて、必死に我慢しようとするが、満足に動けない状態では、ろくに逃げることも、耐えることも適わず、カナ達の言いように踊らされた。
「ひゃめええっっひゃめへぇへへへっへへへへっひゃひゃひゃひゃひゃ!! お願いぃ~~~! おねがっっひぎゃっやっやぁあっははははははっはははははは!!」
 女たちの指が自分の肌でダンスを踊る度、その若々しい肌がビクンと跳ねる。そして跳ねる毎に、股間への圧力は増していく。くすぐりによって、尿意を抑えようとする意識が分散されて、結果、段階的に彼女は股間の苦痛に悲鳴を上げていく。
「くひゃっはははははははははっは!! いやははっはははははははははは!! くすぐらないでぇ~~~!! 今はっっくひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! くすぐらないでえええええ!!」
 それでも、ミユは決してトイレに行きたいとは言わない。否、言えないのだ。言えば、
彼女たちは絶対に自分を逃がしはしない。羞恥の目に合わせるために、絶対にここから解放はしないだろう。そういう考えがあったからこそ、彼女はどれだけ苦しくても、トイレに行きたいとは言えなかった。
「ぐひゃひゃひゃひゃひゃっひゃははははははははははは!! くすぐったい~~~!! くるしっっくるしっひひひひひひひっひひひひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 だが、どれだけミユは耐え続けようとも、決して生理現象には抗えない。彼女が言いたくなくても、時間が経てばいずれは口に出してしまうのは明らかであり、そうなると決してカナ達も見逃しはしないだろう。だから、ミユがやっているのは、無駄な抵抗なのだ。今白状すれば、少なくとも尿意の苦しみからは、解放されるのに、それを良しとしないミユは、必死に勝ち目のない戦いを続けた。
「ふひひひひっひひひ!! ひゃっははははっははははっはは!! ダメっもうだめえええええ!! あっあああっひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
「離してっっ少しだけでもいいからあっぁっははははははっははははは!! トイレにっトイレにいかせてええっへへへへっ! 行かせてくださぃいい~~~っくあっははははははははは!!」 
 それでも、ミユは所詮年頃の女の子である。くすぐりという拷問のような責めに耐えながら尿意を我慢する事など出来ず、自分の欲求を満たそうと、相手に懇願をし始めるのに時間を要さなかったのも無理はない。
 そして、それをそのまま了承する事を、カナ達は絶対にしない。
「にゃははっははははははははは!! ぷふはっあはははははははははっははははは!! やだぁあ~~!! もうやぁああっはっははははははははははははは!!」
 首を激しく振り回し、僅かに動かせる胴体を必死に揺らせ、ピンクのショーツが見えるぐらい足を滅茶苦茶に動かして、くすぐりの刺激を和らげようと模索するが、指の数は膨大で、どれだけ身を捩っても、僅かに数本狙いを逸らせるだけに留まり、その刺激は大して変わりを見せなかった。
「やめてぇえ~~~っっひひゃはははははははははは!!! もうやめっっやっっっやはははははははははははははは!! やぁぁっはははははははははははっは!!」
「こいつ、本当にくすぐったいのが好きみたいね。ほら、脇の下、守ってないし」
 そう言い放つ取り巻きの手は、後ろ手に拘束されて自由に閉じれなくなった脇の下へと指を滑り込ませ、思うがままにくすぐり始めた。
「くぁあっふひゃはははっははっはははははははははは!! わきっわきぃぃっっやああっっははははっははははははははは!! いや! いや! いやはははっはっはっははははあはははっはははははは!! やめええええ!!」
 指はモゾモゾと脇の下をくすぐっていたかと思うと、指の腹でグリグリと押し込んだり、爪で引っ掻くようにくすぐったりと、巧みに趣向を変えてくすぐり続ける。
 その度に、ミユはあまりのくすぐったさから脇を閉じようとするが、拘束された手は、それを許さず、女の指の進入を許し続け、くすぐったさを緩和することが出来ずに、ひたすら笑い悶える事しか許されなかった。
「くすぐったいいいいい!! だめっやめてえええっへひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! くぁぁあっああはっはははっはははははははははは!! きっきくぅうううふふっふひひひっひゃははっははははははははは!! やっやっっやぁああっあはっあははははっあはははははははははははは!! ぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」  
「おっぱいこんなに揺らして、自慢してんの? そんなに見せびらかしたいんなら、お望みどおりしてやるよ!」
 一種の妬みの感情を込めて言い放つ取り巻きの一人は、彼女の豊満な胸を覆い隠していたブラを剥ぎ取り、露になった胸を指でくすぐり始めた。
「っきゃぁああああああ!? やっっやぁぁあっはっはぁぁぁあ! ふひゃははっははっはははっは! くっふぁぁぁぁぁ!!」
 上乳を軽く摘んだり、下乳をくすぐったり、それにより主張を始めた先端の突起を転がすように弄ったりする等して、ミユを苦しめ始める。
「そんなのっそんなぁぁはははははっははひゃぁぁあっはふうぁぁ! やめっくふぅぅあああっっひひゃははっはははっははっはははははは」
 ある指は、ミユの白い綺麗な背中をコソコソと這い回った。それは、蚊にさされた痒みを増幅させつつ、くすぐったさを生み出していく。
「あっっあ~~~~あっははははははっははははははは!! かゆっっかゆいいっひひひひひひひっはっはははははは! 背中ぁぁ~~~、やめへぇ~~へへへへへへへ!」
「あたしはもっと酷い事をされたんだよ! お前のせいで! だからお前にも私が味わったくすぐったさを、思いっきり味合わせてやる」 
 恨みつらみを吐きながら、取り巻きの一人がミユの背中を責め続けた。十本の指を立てて、背筋に沿って上下させ、縦横無尽にこちょこちょと這いまわし、背中のくすぐったい部分を指の腹を使って押し付ける。
「ひぁぁっっふひゃあぁっはははははははははっは!! 出るっやめっひひゃああはあっははっははははははは!! 背中やめてぇええええ!! くすぐったいいいいいい!! ひひゃああっはっはっあははははははははははは!!」
 背中から、繊細かつ的確に伝わってくるくすぐたさに、ミユの体は素直に反応し、その口から笑い声を搾り出させる。
「あはっあはははははははははははは!! やめてぇええ!! 漏れる! 漏れちゃうからあっはははっははははははは!! くっくぅぅぅ! くすぐっちゃやぁぁ~~~!!」
「漏れる? あんた、こんな所で漏らすの? 高校生が? うわ、マジ有り得ない!」
 バカにしながらミユの体をくすぐる取り巻きは、ミユのわき腹と腹部を中心に責め立てていた。
「ふひゃはっははははははあっは!! わき腹だめぇえええ!! やめっやめええっへひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! そこっくすぐったいいいいいいい!! ふひゃははははっはははははは!! やっやだぁああああ!! やぁあっははっあはははははははははは!!」
 横ばい状態で上を向いてるわき腹を、ツンツンと突きまわしたかと思うと、こちょこちょとくすぐり回し、そうかと思ったら、指をグッっと押し込み揉みくすぐりをする等して、ミユにくすぐりを慣れさせない。
「くひひひっひひひひぃいいっはははははっはははっははははははははは!! やめっくるしっっくっふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! 助けてぇえええっっへっへへへへ!」
 ある程度わき腹をくすぐり、存分にミユの反応を楽しんだ後、女の手は唐突にミユのお腹へと移り、その指でくすぐり始める。
「ひは!? くっくひゃひゃひゃひゃひゃ!! ひゃっあっいやはははっはははははっははははははははは!! やだ、お腹やだぁぁああ!! ダメ! だめへへへへへへへ!! くすぐったいいいい!! くすぐったいからあああっきゃはっあはははははははは!!」 
 臍周りをコソコソと這い回ったかと思うと、全部の指を立てて、下腹部から胸の下部分へとマッサージするかのように上がっていき、下乳部分まで到達すると、同じような動きで下腹部まで下がっていく。そして下腹部まで下がったら、ミユの最も嫌いな指の腹を震わせて刺激する行動を取り始めた。
「ふひゃはっははっははっはははははは!! ぁぁあああ!! ダメ! そんな所っ震わせちゃやぁぁっみゃひひひひっひっひゃひゃひゃひゃ!! おしっこっ漏れちゃうからぁぁぁっっひゃっははははははははははは!!」
 その責めは、明らかにミユの尿道を刺激し、失禁させてしまおうという意図があるくすぐり方であった。
 耐え難い刺激が下腹部から送り込まれ、彼女の秘所が悲鳴を上げる。それでもミユは漏らすまいと必死に耐え続けた。それは風前の灯ではあったが、それでも現時点では耐え得る事が出来た。だが、それも長くは持たないだろう事を、カナ達は見抜いていた。
「ふっふふふああっはっはっはははあははははは!! くひゃあっっあひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! やめぇぇっ止めてええっへっへひゃっはははははははっははははははは!! くすぐったいいいいいいい!! くすぐったいからああっっくぁあはっっはっはっはははは!! ダメ! いやぁあああっはっきゃっははっはははははあはははは!! で、でちゃうよぉ~~~!!」
「大声でおしっことか、出ちゃうとか叫ぶって、女やめてんのアンタ?」
 そう指摘する取り巻きの一人は、ジタバタと暴れているミユの足を押さえつけるために、横這いになっているミユの向うずねの上、足首と膝頭の中間地点に座り、彼女の足の動きを大きく押さえ込んだ。その時に彼女の下着がチラッとスカートの隙間から垣間見えたが、そんな事はミユにも彼女にもどうでもいい事だった。
「あああっ! そっそんっきょわっははははっははははははははははははは!! あ、あしぃぃぃ! うごかっかひゃひゃひゃっははははははははは!! 動かせない~~っひひひっひひひひひひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 今まで、むやみやたらに足を動かすことで、尿意を誤魔化していたが、足を押さえつけられ、満足に動かせなくなり、もはやそれすらもままならなくなってしまっていた。
 そして、満足に動かせなくなった足は、足をくすぐる取り巻き達の指から逃げる事が出来なくなった事も意味しており、先程までとは明らかにレベルが違うくすぐりを、ミユは自身の体で、堪能する事となってしまった。
「きゃあああはっはははははっははははははははは!! ほぁあはっはははははっはははははは!! ムリっムリィィィっっいははははっははははははは!! こんな激しいのっ無理だよぉおぁああっあははははははははははははははは!!」
 向こうずねに座り込んだ女は、目の前でビクビクと可愛く震える膝頭と向こうずねをくすぐっていた。
「みぎゃはははははははははははは!! あっっあ~~っはははっははははははははは!! やだっそこやだぁぁぁっっやははははははははは!! やぁぁっはははははははははははは!!やだってばぁぁぁっ!!」
 膝頭をそれぞれ二本の指でくるくると円を描くようにくすぐったかと思うと、膝頭を中心に五本の指を立て、徐々に広がっていく動きでくすぐっていく。
「あっくぁぁぁっひぁあっぁぁぁぁぁ!! やぁぁぁっ ふひゃははっははあっぁぁぁ!! かっかゆいいいいい!! くっくひぃぃ……ひひゃぁぁっにゃひひひひひひひ! ち、力がぁぁっぬけるぅぅぅ やめぇぇぇ!」
 膝頭から送り込まれるくすぐりは、痒みを増長させ、ミユの股間へと込められていた力を分散させようとする。その危険な刺激から、なんとか逃げようと足を動かすも、彼女が望む程度には足は動いてくれず、取り巻きの指からは、一秒も逃れる事は出来なかった。
「こっこそばいぃぃいっひひひっひぁぁぁぁ……。こしょばいよぉぉぉっやだぁぁぁっはひゃひゃっっあひぃぃぃ!! あっくぅぅぅぅぅ!!」
 そうした横ばい状態で無駄な足掻きをする彼女を見て、向こうずねに座っていた女は悦に入り、さらなる刺激を味あわせようと、膝頭から向こうずねへと攻撃対象を移した。
「ひぁぁぁっっくひゃあぁあ!? あっあははっっあははははははははははははは!! やだっ! やだっ! やぁぁっっやははっやはははははははははっあははははははははははっ! くすぐったいいいいっ!! くすぐったいよ~~~っっ!!」
 手入れの行き届いた透き通ったかのような白い足。その向こうずねの部分を、女は、爪でカリカリとくすぐる。それはとてつもないくすぐったさをミユに与え、悲痛な笑い声を無理やり口から引き出させる。
「くひゃっははははははははははははは!! ぁぁぁああっあはははははっはははははははははは!! ダメっっダメっんあははっははっははははははは!! 漏れるぅ~~~~!!」
「ほらっ漏らせ! 漏らしな! キャハハ! しっかりと写真に収めてあげるからさ~っいい顔しときなよ!」
ミユが苦しんでる姿を見るのが、楽しくて堪らないっといった風な女の手は、ミユの無防備にさらけ出されている小柄な足裏に張り付き、その指で悲鳴をあげさせんと、徹底的にくすぐり始めた。
「まっだめっそこはっっあっ! あっあ~~~っっあははははっはははははははあははは!! だっはっはははっはははははははっめぇぇえ!! 足の裏はダメぇへっへへっへへへっへひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 足の裏から伝わるくすぐったさから、必死に逃れようと、足を動かす。
 だが、その抵抗は足の裏をくすぐっていた女が、ミユの細い両足首を、強引に片手で掴み、地面に押し付けた事で終わりを迎えた。
「逃げようなんて、生意気な事考えてんじねぇよ。てめえが楽しいくすぐりなんだから、もっと味わいな」
 不適な笑みを浮かべながら、女は動かせなくなったミユの足の裏を、爪を使ってくすぐる。
「やっやぁぁああっははははっはははははははは!! たのしっ楽しくなんかっきゃははっははっはははははははは!! ないよぉぉほっほほほほぁはっははっはははははははははは!! 足の裏はやめてえええええ!!」
 足の裏全体をカリカリとくすぐった後、最も反応が強かった場所を集中的にくすぐる。地面に押し付けられ、ろくに動かす事も出来なくなった足の裏の弱点を徹底的にくすぐられている今の状況は、地獄といっても良いだろう。
「ひぎゃははははははははははは!! あっくぁぁああっははははははははははっはははは!! くすぐったいいいいいいい!! ゆるっゆるしひぇへへへへへへへ!! ひひゃひゃひゃひゃっ! っみゃあああああああ!! おしっこがっおしっこが~~~っあっっはっはははっはひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 くすぐられる時間と比例して上昇していく尿意。年頃の少女に、それを我慢しろというのが、無理な話なのだ。
「おしっこ? 漏れちゃう? そんな物よりもっと恥ずかしい事を味わった私からすれば、些細な事なんだから、甘んじて受けなさい」
ほんの少しだけ頬を染めながら、カナはスカートが捲れてピンクの下着が丸見えの、今正にミユを苦しめてる箇所の付近である太ももをは標的に定め、その長く細い指で、ムニムニとマッサージするかのような動きでくすぐり始めた。
それと同時に、取り巻きたちに、一時的にくすぐりを止めろとも目で指示を出した。
「いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! っふひゃぁぁ……くっはぁぁぁ~~~~!! っやぁぁっはっあははははははっいひひゃはは!!かゆいよぉぉぉ……。ぁはっははっははははあぁぁん!! だっめぇぇ……。それ、だめぇぇぇ! 漏れちゃううぅぅぅ………」 
 取り巻きのくすぐりの手が止まり、カナ一人で行うその責め方は、くすぐりというよりかは、快感を与える責め方と言った方が正しかった。ただし、尿意を必死に我慢している状況で、その快楽責めは、くすぐりよりも辛い責めとなって、ミユの体を襲った。
「くっあっふぁぁぁぁ…………、い……やぁぁ……気持ち良いのっいやぁぁぁ。くっふふふふふっっくっくくくぅぅぅぅ……くぁっくすぐったいのより、辛いよぉぉぉ……ダメっんあぁあ……出ちゃうよぉぉ」
 尿道に溜まる水が、その入り口を開かんと必死にこじ開けようとしているのを、文字通り全身全霊で抑え込み、開かせまいとしているミユの幼い体に襲い掛かる妖しい快感。それも、抑え込んでいる箇所のすぐ側からやってくる刺激に、ミユの我慢が崩壊しそうになる。
「ひっっぁぁ~~~~っふひぃぃひひひひっひぁぁっっあふぅぅう……っむ、りぃ~~~っ! んんん~~~~~」
 それでも、歯を食いしばり、閉じた目からは涙を零しながらも堪え続ける。それでも、限界は徐々に近づいていく。
「ほ~ら、こういうのはどうかしら? くすぐったい? それとも気持ち良い? どっちにしろ変態だけどね」
 楽しそうに言い放ちながら、カナの手は太ももから足の付け根へと向かって、徐々に向かってくる。指を五本立てて、ゆっくりと昇っていき、最中で内股を軽くこちょこちょとくすぐっては、ビクンと跳ねるミユの反応を楽しみながら、足の付け根へと、指は向かっていく。
「っっあっあはははははははははっふあぁぁ……。 あふぅぅうっくくくくっくっくくく! ひぃぃぃっっぅあぁぁぁ……やめぇぇぇ。そこはっだめぇぇえ! きゃふぅぅう」
 ミユの口から甘い声が紡ぎ出される度に、カナの指は付け根へと近づいていく。そして遂に、彼女の下着と肌の境界に位置する場所へと指は辿り着いた。それを右か左へと動かせば、ミユの隠された花園にも触れる事が出来る位置取りである。
 そしてカナは、指を付け根にあてがったまま、
「さて、あんたに問題。今から、ここをあんたの最も嫌いな方法でくすぐったら、あんたはどうなるのかしら?」
 そんな事を言った。
「やっやめ! そんな所、くすぐられたらぁ……私、わたしぃぃ」
「正解は、自分の体で確かめなさい!」
 その言葉を皮切りに、再び取り巻き達の指が彼女の体に群がった。それと同時に、カナも、足の付け根にあてがっていた指を、震わせながら、奥へ奥へと押し込んでいく責め方を行い始める。
「ダメ! 待って! まっっきゃあっははっはははははっはははははははっはは!! いやはっはっははははははっは!! やめてやめてやめて~~~~~!! 漏れるっ漏れるうううううう!! いひゃっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! お願いだからああっはっはははははははははは!!」
 尿道を叩く水がまた一段と激しくなった気がした。それは、尿道を抑え込もうとしていた力がくすぐりによって多重に分散されたからであったが、今のミユにとってはそんな事など些細な違いだった。
「くすぐったいいいい!! ふひゃっはっはははっははぁぁあん! きゃっはははっははっははははは!! ダメっくるぅうううう!! きちゃうっふふふふふふふひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! くぁぁあああああ!!」
 背中を撫でられ、脇の下を這い回られ、わき腹を揉まれ、胸を弄られ、お腹をくすぐられる。
「いやあああっはっははっははははははは!! ヤダああっっきゃははっははっははははははははは!! こんなのやだぁぁっっぐひっひひひひひひっいひひひひっひひゃひゃひゃっははっははははははははははははははは!! いやぁあああぁぁっくあっっふぁあっはっはっはあはははははははははは!!」 
 足の裏を擦られ、向こうずねを引っ掻かれ、膝頭を可愛がられ、太ももと足の付け根を玩ばれる。
「みぎゃぁあっはっはははっははっはははははははは!! きょわっくふっふふふふふふふっっあっあぎゃはっはははははははははははは!! 無理! もうムリぃいひっひやはははっはははははははははは!! 出るっ漏れちゃうううふひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
 ここまで何度も叫ぶミユが今まで耐えてこれたのは、奇跡だった。だが、もうあと少しでも力を抜いたら、たちまち股間から恥ずかしい液体が噴出しそうな位まで、彼女の限界は迫っていた。
「ぐひひひっひひゃははっはははっははっははははははは!! お願い! 言うこと聞くから! これからなんでも言うこと聞くからぁぁっはっはひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! トイレに行かせてぇぇぇえぇ!! これ以上は耐えられないぃいぃぃぃっひあっははっははははあっははははは!!」 
 最後の頼みと言わんばかりの大声で、カナ達に懇願するも、その要望は当然の如く聞き入れてくれない。
 そして、これで最後だと言う風に、カナは足の付け根をくすぐっていた手を、僅かに中心に逸らせ、ミユの秘め場所をツンツンとつつく用にくすぐった。
「くひっ!? ひひゃはっはっはっはは! ダメッそれダメええええええええ!! やめっおねがっふぁあはっはっははははは! っっあっっくぁぁっ!! んああああああああああああああああッッ!!!!!」
 それが、彼女の我慢という名の門をこじ開ける合図だった。
 秘部をくすぐられ、力を抜いてしまった彼女は、尿の出口を閉める力を失い、僅かな時間を置いて、水によって禁断の出口をこじ開けられた。
 ミユは、それの対抗策を行おうとしたが、水の勢いは尋常ではなく、ミユのそんな思いも纏めて流さんとする勢いで、彼女の股間から溢れ始めた。
 これを呼び水に、今まで延々と貯められていた尿が、我先にと勢いよく彼女の股間から溢れ出し、瞬く間に彼女のピンクのショーツを黄色に染める。
王水は、ミユの太ももを流れ、彼女が寝そべっていた場所に、温もりのある黄色の水溜りを徐々に形成していく。 
「あっああ………。ぁぁあああっっ」
 今まで我慢していた箇所からとめどなく溢れ出てくる王水。それを出し続ける事が出来る快感に、ミユは幸せそうな嬌声を上げ、悦楽に打ちひしがれた。その顔に羞恥や恥辱の色はなく。我慢の開放から来る歓喜に包まれている表情だった。
 閉じ込められ、くすぐられている間、どれだけミユが耐え忍んでいたのかを表すかのように、王水は流れ出ることを止めなかった。
 水溜りは円状に広がっていき、くすぐられて火照った彼女の体を濡らす。鼻を突くような匂いも、今の彼女には気にならず、考えるという事を放棄し、放尿という行為にただただ没頭し続けた。
「うわ! 漏らしたよこいつ」
「高校生にもなってお漏らしとか信じられない」
「我慢もできないとか、マジ子供~」
「見てよこの顔! お漏らししてこんな顔する!?」
「普通恥ずかしがるよね~。それをこんなに喜んだ顔するなんて」
「やっぱりこいつ変態! キモすぎる! 死ねばいいのに」
「くすぐられるのも、お漏らしするのも好きって、人間終わってるとしか思えない」
「人間やめてんじゃない? お漏らしで喜ぶ変態なんだし」
「キャハハ! 言えてる~~」
 王水に浸かっているミユから離れ楽しそうに罵倒を始める女達。だが、それすらも耳に入らない位に、ミユは悦に入っていた。それほどまでに、ミユを包んでいる快感は大きい物だった。
 やがて、時間にして四十秒程の長い長い放尿を経て、ようやくにしてミユは自分を襲っていた痛みのような苦しみの権化を流しだした。
「はぁぁぁ……はぁっはぁっ、はぁぁ…………」
 堪えていた物を全て流しだし、何もかもを吐き出したミユは余韻に浸る。未だに体は快楽に痺れ、満足に動かすことが出来ず、頭はまともに機能しない。
「フフっあんたのその姿、しっかりと写真に収めさせて貰ったわ。ばら撒かれたくなければ、今後一生私達に逆らわない事ね」
 そう言うカナの言葉も、今のミユの耳には充分に届かず、ただの雑音としか捉えられない。
「あんたの尿まみれの体になんか、触りたくないから、今日はこの辺で勘弁しといて上げる。また今度。私達と楽しいことをしましょう」
 その言葉を最後に、カナと取り巻き達は、体育館倉庫を後にした。残されたのは、未だに悦楽から開放されていないミユ只一人だけ。
 それから暫くして、ミユは正気に戻り、自分の行いに恥辱の涙を流し、一人で自分の後始末を行った。
 人がいないのを見計らい、ショーツ一枚の姿のまま、学校の水道で自分の体を濡らし、体に纏わりつく尿を洗い流した。
学校の付属トイレにある備え付けのトイレットペーパーで床を拭き、放尿の跡を消す。
そして、作業が終わり、彼女が家に帰り着いたときは、既に夏の太陽が沈み始めていた時間だった。
親には、友人と遊んでいたと言い、誤魔化した。体中の蚊に刺された箇所は、出来るだけ服で隠し、隠せない場所は素直に咬まれたと言った。
 ミユへの苛めは、未だに終わりを見せない。

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No title

いじめっこ達は男子にくすぐられたってことですか?
もしそうなら裏ストーリー編みたいなのがあると面白いですね
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