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一周年! 短いような早いような……どっちも一緒か














 賭け事、戦争、純粋な力比べ、対決の種類は数あれど、何かを賭けて争って、敗北した人間の末路というのはいつの世も、どこの世界でも得てして共通している物だ。とくにそれが若い女性となると、その道は確定していると言っても過言ではないだろう。

 それは、悪の侵略者から世界を守っているヒロインだとしても、決して例外にはなり得ない。その用途、目的は違えども、辿る道は……、結局の所変わらないのである。

 だから、この物語は予め決まっていた物語。誰もが予想していた物語。迫りくる侵略者から世界を一人で守るという重荷を、十二歳というまだ年端もいかない少女が背負い。侵略者の総数も強さも詳細もわからぬまま、戦って戦って、戦い続けて、幾度目かの侵略者と交戦し、力及ばずして敗北し、彼女が持っている魔力という力の情報を引き出すために、侵略者が集まる星へ連れられて行った後の彼女の悲劇を描いた……、

 どこまでもバッドエンドな物語である。




 侵略者が集う星へと連れ去られた、世界を守っていた少女、ユリ。

 肩甲骨まで比較的真っ直ぐに伸びている橙色の髪、まだ幼い少女だということを強調するかのような丸く纏まっている童顔、誰にでも分け隔てなく優しさを振りまいている事を如実に語っていそうなパッチリとした蒼い瞳。

 街中を探せば、どこにでもいそうないたって普通な女の子。そんな彼女が、世界を守る使命を受け、どこからともなくやってきた侵略者と戦い、力及ばず敗北し、侵略者の星へと連れられ、彼女が侵略者と戦うために得た力の情報を得るために、侵略者達から尋問を始められて、早一日が経過していた。一日目は純粋な痛みを身体に叩き込まれ、まだあどけなさの残る童顔が、痛みに歪み、泣き、彼女が気絶し意識を手放すまで延々とソレを続けられた。

 そして二日目に至る今日。先日の事から、彼女は痛みには強いと判断した組織は、別ベクトルからの拷問で、彼女の力の情報を引き出そうとしていた。

 その拷問に用いるのは、組織で培養されていた一体の化物。薄気味悪い紫色の触手を無数に轟かせ、時折暗く、重いうめき声をどこにあるか分からない口から漏らす、おどろおどろしい生物であった。その生物の体積の大半を占めている触手は不規則に右に左に揺れ動き、それら全てが合わさって一つの『個』なのか、それともそれら全てが別々の『種』なのか、それすらも判別出来ないほどの大きさの化物が、彼女を飲み込んでいた。

 勿論、彼女とてその状況を甘んじて受けた訳ではない。だが、それでも理不尽は唐突にやってくる。魔法を使えないようにさせるために衣服を剥がれ、一糸纏わぬ姿にされ、さらに牢屋に閉じ込められ、一本のロープで吊るされていた彼女の下に、不意に災厄は降りかかった。

牢屋に監禁されていたユリの下に突然やってきた、予想もしていなかった化物の訪問。持ち前の触手を用い、牢屋の鍵を強引にこじ開け、そして徐々にこちらへと近づいてくるその姿に、彼女は甲高い悲鳴を上げ、許された最大限の動きで逃亡した。

しかし、許されている動きと言っても、彼女の体はロープで吊るされている。せいぜい出来る事と言えば、無様に身体を左右に動かす事だけだ。当然そんな事では抵抗と呼べる筈もなく、グチュグチュと恐怖を連想させる音を鳴らしながらジワジワと近づいてきた触手の化物に、あっさりと吊るされていたロープを断ち切られ、切れた事によって自然落下していく身体をその身によって受け止められ、自然、彼女は背後から抱き締められているような格好で捕縛された。

咄嗟に、もう逃げられないと言う思いが頭を過った。それでも彼女は出来る限りの抵抗をし、捕らわれた我が身の解放を願って精一杯力を込めた。だが、背中に力を込めようにも、捕らわれた腕や足のせいで、満足に動かす事が出来ず、ピクピクと僅かに跳ねる事しか出来ない。ならば腕を逃がそうと、思いっきり力を入れてみるも、飲み込まれた腕は一向に抜けず、彼女に自由を許さない。それどころか、腕がさらに奥へ奥へと吸い込まれていく。その光景にさらに力を入れて腕を引き抜こうとするも、一向に状況は改善せず、事態は彼女にとって最悪な方向へと着実に進行していく。

もう脱出する事は出来ないんだと彼女が悟ったと同時、彼女の足も徐々にその身を得体の知れない怪物の奥底へと沈めていった。
グチュリグチュリと嫌な音を立てて己の体を吸いこんで行く触手のあり様に、彼女は自分を誘拐した人外の生物に泣いて懇願をし、許しを請う。が、それら全てを振り払うかのように、両腕は二の腕の先までを、右足は足首まで左足は膝まで触手に完全に飲み込まれ、両足はそれぞれ飲み込まれた部分の上にも、所々気味の悪い紫色の触手が絡みついていた。
 
「いや……、いやぁ…………!」

 少女はこれから何が起こるかわからない。だが、ある程度の想像は付く。昨日の一件は彼女の体に、心に大きなトラウマを刻み付けた。そんな出来事が、今から起ころうとしているのだ、自然、彼女の体は強張り、小刻みに震え、小さく悲鳴を上げる。

 怪物から無象に生える紫色の触手がゆっくりと彼女ににじり寄り、その鎌首をもたげた。それが行為開始の合図だと暗に悟った彼女は、いずれ来る激痛に身構えるべく、キュっと目を閉じ、痛みに備えた。

 だが、彼女の体に訪れたのは、痛みとは真逆の感覚であり、彼女の予期しない出来事であった。

 サワサワ……コチョ…………サワ…………コチョコチョ……

「くひぃ!?」

 突然我が身に襲いかかったくすぐったい刺激。訪れるのは痛みだろうと思っていた彼女にとって、その感覚は不意打ち以外の何物でもなく、目を見開いて悶える事となった。

「あはっっんぁっっ!! あっぁぁ…………! ひっくひひひ…………やっ! やぁぁ…………! これっなっっんふふふふふふ!! これっなにぃ…………くすぐったっっあははは……くすぐったいぃ~~……いひひ…………ひぁあ! あっあぁ!! ああぁ!! いひっくひぃいひっひひひひ……!!」

 口から溢れだそうとする笑いたくなる衝動を必死に押し込めながら、ユリは今何が起こっているのかを理解するため、自分の裸体を見やる。そこには、無数の触手が自分の小さな体に群がり、触手の先端を駆使して自分の事をくすぐっている様子が視界に写った。

「そ、そんっっあひひひひ…………そんな……! んひっくひぃぃ! くふっくふふふふふ! いやっぅやめっっんぁはははは……! はひッはは……! んくっくふぅぅうふふふふふ……!! 私っそれ…に、苦手なのっやめぇ……いひひひひ……! やっやめてっっやめてったら…………あひひひひひひ……いやぁ…………いやぁぁぁ。 ぷくくく……ぷふ……ふひゃははは……!!」

 両手を深く埋め込められ、足も触手が絡み付いて上手く身動きが取れない状態でのくすぐり。それはくすぐりという行為自体数回程度しか経験していない彼女にとって、その数回の行為で既に苦手と認識している彼女にとって、地獄としか言い換えれない苦しさを彼女に与えた。

「こ、こんなの、だめぇ…………! あひっああぁ! そ、そこはいやっそこくすぐっちゃ…………あははははははは……! そこは駄目だってば……んはは……! いやぁははは…………あは……ぃぁあ~~~~!! 無理…………むりぃ…………ひひっひひひひ! は、はは離れて…………私から離れてぇ……! おねがぃいひひひひひひ!! くすぐったいの嫌いなんだってばぁ~~……!! あくっんく、くひひ……いひひひひひひひひひい……だ、だめぇぇ………………!!」

 触手の責めは緩慢であった。非常にゆったりとした動きで彼女を責め立てていた。それは、彼女に我慢という耐久を強いさせる。もしくは、我慢する事で笑う事を抑えられると言う事を彼女に覚えさせ、必死に体力を消耗させて頑張らせていると言っても過言では無かった。

しかし、一本一本の動きは遅く、彼女がその刺激に耐えれても、彼女の肢体には二桁に届く程度の触手が集まっており、数による触手責めが、その数によって彼女が最も弱いと感じる敏感なわき腹の中心部分に偶然触れる触手が時折彼女の我慢を粉砕し、女の子らしい可愛い笑い声を洩らさせる。

「やめっもうやめへへへ…………いやっんぁぁ…………あくっんふふふふふ…………!! こんなの…………こんなっっいひひ! ぷひひひ…………! やだぁ……こんなくすぐったいの…………耐えれないよぉ……いやぁっいやぁああははっはは! あは! ふぁっ、あ! あ! あぁ~~~~~…………いひひ……きひひひひひひひ!!」 

彼女の腰から腋の下までを舐める様に這いあがったり、お腹の周辺をグルリと回ったり、背中を預けている触手のベッドが時折ツンツンと背面を突いて悪戯したり、太股から膝までを舐めまわしたり、まだ何も守る物がない足の付け根に存在する一本の線をなぞったりする度に、彼女の体は痙攣するかのように跳ね、笑いを我慢しようと必死に閉じている口から、甘い声が漏れ響く。

「あひひひひひひひ……、ひひっく、くふぅ~~~……!! いやっいやぁぁ…………、もうやめ、もうゆるしっっひひひ…………!! おねがいぃぃ…………! 我慢できなっっあひひひひひ!! ひひゃ!! あぁぁ! あぁ~~~~~~~~~!!」

 彼女の体を舐めるように蹂躙する不気味な触手群、その動きは一見不規則に見えるも、冷静に頭を冷やして、客観的視点で見れば、何かを探るような動きをしているようにも見えた。

「あひひひ……!! あはっ!? あはははははははは! そ、そこはやめぇええへへへへへへへへ!! いやぁあはははははは!! あはっははは…………はひ! ひひひひひ……もういやぁ……! 死ぬ……私…………死んじゃぅうふふふふふふ!! んひひ……! いひゃぁ~~~~~」

 身体のあらゆる所をまさぐり、彼女からなんらかの反応があれば、そこを重点的に接触させ、ある程度の時間が立てば、また別の場所に触手は移動し、くすぐっては彼女の反応を探る。それを延々と繰り返しているようにも見えた。だが、責められている当事者である彼女が、そんな細かな部分に思考が届く訳もなく、ただ己の身に降りかかる苦しくてくすぐったい動きから何とか逃げようと、怪物に向けての懇願と僅かに身体を揺する事しか彼女は行わない。

「もうやっっあはは……あははははは! もうやぁぁ! かいほっきひひひひひ! いひっふひひひひひひひひ! 解放してぇ…………いや、いやぁぁあはっはは! お、おねがっ解放してぇえ~~~~!! んひゃぁあははははは!? あっあは……はは…………はひ! はひぃぃい~~~~~! いやぁぁぁぁ…………」

『ならばさっさと教えろ、貴様の力の秘密を』

 突然彼女の頭上から降りかかる、とてもこの世の物が発したとは思えないおぞましい声。それが彼女を連れ去った侵略者の誰かである事は明白であり、また、その誰かが要求した物は、彼女にとってとても頷けるような物ではない事も、また明らかであった。

 何故なら、魔法の力を相手に喋ると言う事は、自分以外にもいるかもしれない魔法を扱える少女達への妨げになってしまうからだ。今は自分一人だったが、これからは増えるかもしれない、そう至純されていたからこそ、そんな未来を持つ少女達の邪魔にはなりたくない。だからこその黙秘だった。それが、彼女が一日目の拷問を耐えた理由だった。

「い、いえないぃひひひひひひ! それはっそれだけはいえないぃぃいひひひひひひ!!あ! ああぁあ~~~~~~!! やめっっこちょこちょいやぁあ~~……!! だめへへへ!! あひひひ!! ひっひひ……! ひひゃははは! んぁぁあ~~~!!」

『そうか、なら、もうしばらくそいつと遊んでいるんだな。次に声を掛けるのは貴様等の時間で言う一時間後だ。それまでに考えをよ~く改めておくんだな』

 それだけ言うと、頭上から鳴り響いていた声は止み、再び触手が蠢く音のみが辺りを支配する。

「!? ま、まって! いひっっいひひっひひひ! 一時間もなんて……イヤぁあ!! むりひひひ!! むりぃひっひひひひ!! んぐふふふふふ……! ふひひ! くく、くくくくくく! うくぅぅ~~~~~~~~~! んぁ! あははははははははははは!」

 彼女の声は届かない。届かぬまま、彼女は触手と戯れる事となる。段々彼女の体の事を学習していき、どう動かせばくすぐったく悶えてくれるのかを理解していく触手群と、少しずつ強力になっていく、笑いたくなる感情と、必死に戦いながら。

「く、くすぐったいぃい~~~……! いやぁ! いやぁあぁあ!! あひひ!! あはははは!! ひひゃぁぁぁあ!? あ! んぁぁあああ!! ふひゃひゃひゃ! やめっもうやめっっあひひひひひひひひ!! き、きひぃぃひひっひひひひひひひひひ!!」

 それから、触手が彼女がどの部位を弱点とするのか、どの動かし方がくすぐったいのかを完全に理解するまでの二十分、彼女は踊るように悶え続けた。

「あひぃひひひひひ!! そ、そこさわっちゃらめぇぇえへへへへ! おかしっおかしくなっちゃうぅぅふふふふふ!! いやぁぁ~~~~」

 全くと言っていいほど主張を始めていない胸の突起を弄られてはくすぐったくも甘美な刺激に翻弄され、嬌声と笑い声を同時に上げては、

「やだ、さっきよりっさっきよりぃぃひひひひひひひひ!! くすぐったっんはああはははっはははは!! なっなんで、いやぁああははははっはははは」

 徐々に強くなってくるくすぐったさを認識し、

「う、動かせないぃぃひひひひひひひ!!やだっっやだぁああははははっははははは!! こんなの、無理っムリだよっんははははははははははは!!」

 身体を自由に捩れない事に苦しさを覚え、

「あ、足イヤぁあはっはあはははは! あははっははははははっははははは!! そんなところ、くすぐらないでぇえへへっへへへへへ!! うごかっっうごかせないぃいひっひひひひ!! んはああははははっははははっははは!!」

 埋め込まれて全くの身動きが取れない足の裏をワシャワシャとくすぐられては、良いように悶え続け、

「ま、また腋ぃいひひひひひひ!? いやっそこいやだってばっっきゃはははははははは!!  もうっっもうっっ!! きひははははははははははははは!」

 同じ場所を何回も刺激してくる触手に、最早耐えらずに笑い声を上げては、

「いははははははははは!! あははっっきゃはははははははは!! ゆるしてくださいぃぃいい!! お願いしますぅぅふふふふふふふふ!! いやあ! いやぁあははははははははは!! あはは! あはははははっははははははははは!!」

 泣いて懇願するほどまでに彼女の精神は疲弊してしまった。

「あはははっはははは!! く、くくくくくすぐったぁぁあああいい!! いやっぁぁあああ! やらぁああははっははっはははははは!! だめっもうだめぇえへっへへへへへへ!! んははあっははは!! あはははっははっははははっはははは!!」

 そんな彼女をさらに苦しめるべく、どこをどう責めればいいかを学習した触手が、二つの今までとは違う形をした触手を持ちだしてきては、彼女の弱点、わき腹の中心部分と腋の下全般へと近づける。

「あはっははははは! あははははははははは!? やっそれっなに? それなにぃぃひひひひひひひひひ!! 何しようとしてるのっっ止めっイヤぁあははッははははははは!! 来ないで! お願いだから近づけて来ないでぇええ~~~~~~~!」

 笑い悶えながらも、緩やかに接近してくる異形のソレに気付いたユリは、目を見開いた形相で、それを持って来ないでと大声で叫ぶも、その要望は聞き入れて貰えず、触手は自身が望んでいる方向とは真反対。すなわちこちらへと順調に伸びて来ていた。

「それだけはだめへへっへへへへへ!! そんなのされたらっくるっちゃう!! しんじゃぅうふふふふ! ふひゃぁあはははっははっはははははははは!! お願いぃぃい~~~~~!! あんなに沢山のイボイボ、耐えられないよぉおお~~~!! あひゃはははははははは! いや! いや!! いやぁああ~~~~~!! あんなのにくすぐられたら、死ぬ! 本当にしんじゃふふふふふふふ! きゃはははははははははははは!!」

 彼女が見つめるのは、二本の巨大な触手、その触手からビッシリと生え揃っているのは、小刻みに振動している小さな粒の塊、ユリがイボイボと称した物、くすぐったさを与える事のみに特化したような、そんな触手。ユリにとって恐怖としか名称する物が思い浮かばないソレが、彼女が最もくすぐりに対して弱いと感じている場所、わき腹と腋の下を目指して接近していたのだ。叫ばない筈がなかった。

「お願い! やめてぇえええええええ!! やめっっやめてぇ~~~~~~~~!! 力の事話すから!! 何でも喋るから!! お願い! あれだけは!! あれでくすぐるのだけは止めてぇええええええ!! おねがぃいひひひひひひひひ!! いひゃあはははっははははっははははははは!!」

 自分がこんな目に合っている原因である、力の情報を教える、だから止めてくれと彼女はあらん限りの声を振り絞って伝えるも、頭上から声が鳴り響く事も、触手が接近を止める事も起こらなかった。
 当然と言えば当然だろう、あの時、声を発した誰かは一時間後にもう一度と言ったのだ。そして、今はまだあれから二十分程度しか経過していない。その願いが届く事は、少なくともあと四十分の間は存在しないのだ。

「やめっ!! いや! だめ!! おねがっひゃははははっはははははははは!! 許してぇええええええ!! 喋る!! 本当に喋るからぁあああ!! 嘘も付かない!! なんなら私を地球に返さなくてもいいからぁああ!! だから、だからあの触手を止めてぇええええ!! あはっっあはははッはははは!! こっちに来させないでぇえええ!! いやぁあ~~~~~~~~~~~~!!」   

 だが、そんな要望虚しく、遂に触手は彼女のわき腹、腋の下に接触し、

「ひぃい!? いや!! いやああああ!! いやぁあはははははっはははは いやぁああああ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」

 ユリの成熟していない幼い身体に、手足を埋め込まれ、ろくに動く事も逃げる事も出来ないその肢体に、触手の、不気味に生え揃っている紫色の粒状の塊を、思いっきり彼女のわき腹の中心部分、そして、腋の下の窪み部分に押し当て、力任せに轟かせ、ユリを、地獄のようなくすぐったさが起こす笑いと苦しみの連鎖へと叩き落とした。

「あ!! ああぁあ!! あぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!! あは! あはははは! あははははははははっはははははははははは!! やっいやぁあはははっはははっはははっははははははっははは!! く、くすぐったぁああはっはははははははは!! だめっっこれだめぇええへっへへへへへへへ!! 死ぬ! しんじゃうぅふふふふふふふひゃあははははははっはははは!!」

 それは今まで動けない体を好き勝手に弄んでいた触手達とは全く比べ物にならないくすぐったさであった。わき腹と腋の下に強引に押し付けられた粒状の塊からとめどなく湧き上がってくるくすぐったいという気持ち、大声で笑いたいと言う衝動。それら全てに逆らう事など、幼い少女である彼女が出来る訳がなく、彼女は思いのままに悶え、笑い、その醜態を晒し始めた。

「やめっやめやめやぁああははっははははっはははははは!! むりひひひひひひっひひひひ!! ひひゃぁあはははっははははっははっはははははははは むりぃい~~~~~~~~~~~~!! イボイボがっっ! イボイボがダメぇええへっへへへへへっへへへへ!! いやあははッはははっははははッはははははは!! いやぁあああああああああああああ!!」

 今までよりさらに躍起になって腕を抜こうとしたり、身体を捩って責めから逃がそうとしたりするも、所詮動けるのはほんのわずか、その程度の誤差を、触手が逃すなんて事はしない。ピッタリとどこまでも追従し、弱点へと触手押し付け、イヤイヤと首を振る彼女をあざ笑うかのように強引に責め立て、ユリを身悶えさせる。

「押さえつけないでぇええへっへへへへへへ!! 腋やめてぇあああははははっはっはっはははははは!! やだぁああははっははっはははははは!! こんなのやらぁあはっははははっはははは! 狂う! くるっちゃうぅうひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! こんなのやだあああははっはははっははは!! あはははははははははっははは!!」

 ビクビク!! と、柔肌に与えられた刺激に反応するかのように、身体が弓なりに反れようとするが、触手によって押さえつけられた状態ではそれすら満足に行う事が出来ず、ただ小さく身体が飛び跳ねるだけに留まる。腋の下に潜り込んだ触手は、そんな彼女の反応をさらに楽しもうとしているのか、それまでの責めの影響かヒクヒクと小刻みに振るえている、感度を極限まで引き上げられた腋の下、その中でも最大の敏感な場所である窪みの部分を、執拗に責め立てていた。

「きゃはははははっんひゃははははは! あははははははははははは!! ひひゃぁあああ!! あひゃひゃ!! ぎひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! わき腹ぁああ! 弱い!! そこ弱いのぉおおっははははっははははっははははははっはははは!! ああぁああ!! くすぐらないで!!! もうこれ以上くすぐったいことしないでぇええへへっへへへ!! いやぁあはっはははははっはっははははは!! やら!! やらぁあああはははっははっはあははは!!」

 涙を撒き散らし、頬を紅潮させ、橙色の髪をこれでもかと言わんばかりに振り乱しながら笑い悶えるユリの姿は、幼いながらも充分に官能的であった。弱点であるわき腹を好き放題いじり回され、ブルブルと震える物体を使ってくすぐられ、耐える間もなく口から笑い声を吹き出し続けるその様を第三者が見ていたとするならば、苦しそうだと感想を抱かれるより先に、もっとよがる様をみていたい。と、欲望的感情を抱かれるであろう。それほどまでに、ユニの悶える姿は刺激的であった。

「だめぇええへっへへへへへへ!! もうらめぇえええはははっははっはははははは!! お、おかしくにゃるふふふふふふ!! いははっははははは!! いひゃぁあははははははッははははは!! いや! いやぁああははははっはっははははっはははは!! くるしいいひっひっひひひひひひ!! くるしいよぉ~~~~~~っはっははっははッはははははは! あはははっはははははっははは!! た、助けっっ助けてぇええっへへへっへへ!! いやぁあははははっははっははっははははっははっはははははっははは!!」

 少しでも腕を引っこめる事が出来れば! 僅かでも身体を左右にねじれる事が出来れば! ちょっとでも身体を動かす余裕さえあれば! くすぐったさで頭の中が真っ白になりつつある彼女の至高の片隅にそんな考えが出てくるも、実行に移せない以上それは夢物語であり、意味などなかった。

そんな身動きの取れない彼女を存分に嬲るかのように、触手はその振動している粒状の物体をそれぞれの過敏な部分へとさらに強く押し当て、彼女を苦しませる。ほんの少しでも身体を動かせる状態であれば、この苦しさも少しは軽減しただろう。この刺激を少しだけ外に逃がす事が出来たであろう。しかし、彼女の両手は伸びきった状態で触手に飲み込まれ、両足もそれぞれ動きを封じられている。逃げ場などなく、その刺激の全てを、その幼い身体で受け切るしかなかった。

「ブルブルが!! ブルブルがくすぐったいぃ~~~~~~~~~~!! ふるえっっふるえないでぇえっへへっへへへへへ!! 震えさせるのやめてぇえへへへへへっへへへ!! いひゃぁあああひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ぎゃはははっははははははっはははははははははっはははははははは!! たえられないぃぃっひひひひひっひいひひ!! ぎひゃああああははっははっはははっはははははははははははははははははははは!! おなかいたぃいいっひひひっひひひひひ! ひひゃぁああはっはっははっはははっははははっはははは!!」

 これ以上くすぐるのは止めてと何度も叫び続けるユリ、しかし、その声が届くのは、あと35分程度の時間が必要であった。それまでの間、彼女は終わる事のないくすぐったさに延々と喘ぎ続けなければいけない。五分程度でこれだけ叫んでいるこの責めを、あと七倍程度の時間、受けていなければならない。残り時間で与えられる感覚全てを、彼女はその幼い身体に受け切らなければいけないのだ。その苦しみは、彼女のこれまでの人生に置いて、一番の苦しみとなって襲いかかる。  

「いぎゃあはっははははっはっははははははは!! しっしんじゃあぁあははっははっはははっはははっははははは!! これ以上は…………これ以上は本当に死んじゃっっ死んじゃふっふふふふふっ!! ふやぁあはははっはははッはははははッはははは! いやぁあはははははっはははっはははは!! もうくすぐったいのゆるしてぇぇえええ!! おねがいいいい!! いやぁああ! いやぁあああああはははっははははははははっははははは!!」

 イボイボの付いた触手にわき腹と腋の下を責められ、他の触手によって背中、腰、お腹、胸、太股、そして秘部を丹念にこそぐられ、彼女の細い両腕を飲み込んだ触手全体が、小さく躍動し彼女の細い腕をくすぐったい刺激で埋め尽くし、触手に沈み込んだ傷一つない柔肌で覆われた足の裏をワシャワシャと数本の触手が刺激し、文字通りの全身くすぐり責めを彼女に味あわせて行く。

「ひひゃぁああはっははははっはははははははっはははは!! たすけひぇへへっへへへっへへ! えへへっへへへへ!! んひゃぁあははっははっははははっははははは!! 壊れる! 私壊れちゃううふっふっふうふふふふ! やらぁああははっはっははっはははははは!! こんなのっっこんなせめへっへへへへへへっへへへ!! い、いやぁあはっははっはははっははっははははっは!! あっはは!! あははははははははははははははははははははは!!」

 果たして、次に侵略者の誰かが声を掛けるのが先か、それとも彼女の精魂切れはて、狂い、壊れるのが先か、それはまだわからない。

 少女は触手に弄ばれ続ける、己が持つ魔法の力の情報を相手に明け渡すまで、永遠に。












さて、SSも置いたことですし、今回はこれぐらいにしておきましょうか


では、また数日後に………………
















最近ブログを更新しない訳、それはPSO2に隠されている!!!













シップ8にフェレットでいるんでよろしければ声をかけてください><

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まとめtyaiました【一周年! 短いような早いような……どっちも一緒か】

そんなわけでこんばんは、ソーダですはい、というわけで一周年ですね、ブログ解説してから一周年が立ちました!!…………日付的にはすでに一日経過してるわけですが、………………...

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No title

ブログ1周年とオフ会、お疲れ様でした^^
特に、一周年のお祝いは、また後日、TEを更新し終わったらさせてもらいましょうw

これからもよろしくお願いします~^^ノ

No title

ブログ1周年、おめでとうございます(n‘∀‘)η
機会があったら私も是非ぜひオフ混ぜて頂きたいんですけど、大阪は飛行機使うからなぁー・・・稼いどきますわ∠(=ω=')

バトンは回答楽しいから好きです♪また機会あったら回してやってくださいね^ω^*

No title

一周年おめでとうございます(*´ω`)

まぁアレですよ、ビックサイトで会おうじゃございませんのΣm9っ(゜д゜´)

No title

ごちそうさまです、とだけ

No title

一周年おめでとうございます!!!

あれから一年だなんて・・・月日が流れるのははやいですねぇ・・・(-ω-`)

これからも楽しみにしておりますので、無理をなさらぬように頑張ってください!! (`・ω・)/

三度目になりますがおめでとうございます^^

これからも小説等頑張って下さいませb
そして、小説の責めが独特で素晴らしいです!!

一周年おめでとうなのデス。

No title

少し遅れたけど一周年おめでとうございます~(゜∀゜)

オフ会いいですね~。機会があればぜひわたくしも参加したいものですね(´∀`)
と九州出身の俺が言ってみるテスト(笑)

これからもSS楽しみにしてます!

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