2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

バケーションに潜む恐怖?

「海~~~!」
 とびっきりの笑顔で、そう叫んだミナは、ある富豪の家の一人娘である。
 いつもは家族三人で旅行にでかけるのだが、今回、親が夫婦だけで旅行に行きたいと言ってきたので、ある条件を付けてそれを了承した。
 その条件とは、その間に自分一人で旅行に出かける事。
 両親も、社会勉強になるだろうという事で、それを了承した。
 又、16歳なので、一人でも大丈夫だ、それぐらいの我侭は聞いてやろう。という魂胆もあったりする。
 可愛い子には旅をさせろという訳である。
 そんな訳で、一人である高級リゾート地の海に来た彼女は、すこぶるご機嫌である。
「一人で旅行ってのも、たまにはいいわよね~」
 そうにこやかに、言葉を紡ぐミナ。
 手入れの行き届いたサラサラの金髪をツインテールに結わせたその姿は、男女問わず視線を釘付けにしそうである。
透き通るような白い肌は、今彼女が着ている白色のワンピースと、絶妙にマッチしていて、見るものを魅了させる。
 顔立ちも整っており、その出で立ちは、所謂美人、美少女の枠組みに入るだろう。
 眉もピッチリと揃えられており、しっかりと細かな所にも気を配っているのが伺える。
 目は少し釣り上がっているものの、それを目つきが悪い、と指摘する者はいない。
 鼻はツンっと筋が通っていて、凛々しい感じを彷彿とさせる。
 口元も、よく見れば、薄く口紅をしているが、濃すぎず、薄すぎずという。女性、もしくは男性にとっても、最高の黄金比で塗られていた。
 だが、美しすぎるというのも、罪なのかもしれない。
 もしくは、美しいからこそ、狙われるのかもしれない。
 それに彼女が気づくのは、もう少し、時間がたってからのお話。


「それでは、優雅な一時を」
 予約していたホテルに入り、レセプショニスト(チェックインやルーム手続き、キーの受け渡しをしてくれるスタッフ)から、諸々の手続きを行って、ルームキーを貰い、ベルマン(いわゆる雑務係)に案内され、意気揚々と自分が割り振られた部屋に入る。
「それでは、何か御用があったらお呼びください」
「わかったわ、荷物を運んでくれてありがと」
「いえ、当然のことをしたまでです。それでは、失礼します」
 そういうと、静かに。しかし迅速に部屋の前から立ち去る。
 さすがは高級リゾート地にある高級ホテル、スタッフの対応も一流である。
「……さて、と。何しよっかな~~」
部屋に置いてある高級ベッドに腰掛けながら、ミナはこれからの予定を立てていた。
「やっぱりまずは海よね、海! 海に来て海に行かないなんて考えられない!」
 そう決意したミナは、早速ケースから水着を取り出し、ホテルから徒歩一分の場所にある。お金持ち御用達の海に向かっていった。
 この海に一般客はいない。否、正確には違う。このホテルから半径数百メートルにある海は、このホテルに泊まっている者しか利用できないようになっているのだ。
 円が途切れる境界線に、警備員を配置して、一般人が来れないようにしているのである。
 だから一般客もホテルの領域外の海にいるのはいるのだが、ホテルに泊まっている者は、その姿を見ないというわけである。
 それでも、海から侵入してくるケースもあるにはある。が、そんなことに気づかないバカなホテルスタッフではない。しっかりと、陸の方から海の方も見ているので、やっぱり侵入できないのである。
 なので、ここには、彼女の美しさ目当てにナンパしてくるバカな男はいない。その点も、彼女がホテルをここに決めた理由の一つでもある。
 そして、そんな彼女はというと、
「う~ん! 風が気持ちい~~~!!」
 海を存分に満喫していた。
 白いワンピースタイプの水着を着込んだミナは、海岸の岩場に座っていた。
静かな波、そこから発生する自然の音は、聞く者全ての気持ちを鎮め穏やかな気分にしてしまいそうだ。
 そんなゆったりとした静粛の海で、優雅に佇んでいた彼女に近づく不穏な影があった。
 ソレは、海の中から彼女を視認し、彼女に気づかれないように、ゆっくりと静かに、彼女の方へ近づいていった。
 程なくして、彼女が座っている岩場に到達したソレは、音を立てないように海から上がる。
 そして、岩場を静かに、そして気づかれないように登り、彼女の背後に移動する。
 間もなくして、ソレは彼女の真後ろにまで迫り、目標を確認した後、グアッと体を広げ、一気に彼女に襲い掛かった。

「な!? なに、これ!? きゃあああああ~~~! っあ~~~はははははははは!! 何なのよこれええええ!?」

 ソレは、彼女に襲い掛かり、自分の手足で対象をくすぐり始めたのである。

「きゃはははははははは!! いやああああはははははははは タ、タコおおおおおおお!? なんで、タコがあああああははははっははっははははは!!」

 不意打ちで、背後から。しかも予期しない責めに、一瞬もこらえることも出来ずに、可愛い声を上げるミナ

「くすぐたったいいいい!! くすぐったいわよおおおおおお!! はな、離せこのバカタコおおおおおお~~~~!! くひひひっひひひひひっひひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

 彼女に抱きついてるソレ、つまりタコは自前の八本の手足を使い、彼女の体を弄っていた。

「は、はなあああははははっは! はなしてええへへへっへっへ、離してって言ってるでしょうがああああああああはははははっはははははははは」

 彼女はタコを引き剥がそうとするも、後ろに抱きついているので只でさえくすぐられて力が入らない上に、思うように引き剥がせない。それどころか、手を後ろにやることでがら空きになった上半身に、タコの足が這いよる。

「きゃう!!? わひゃはははははははははは~~~~! やあああああああああ~~~~~~~!!」
 その刺激に、後ろやっていた手を前に戻し、脇を閉じて、弱点を庇おうとするもすでに遅く、すでに入り込んで
いた足を追い出すことなど出来ず、逆にくすぐったさを増してしまう結果に終わる。

「あ、あ、ああああああああ!! いやああああああああああ!!」

 タコは、持ち前の吸盤を使い、彼女からてこでも離れない姿勢をみせ、彼女の体を存分に堪能し続ける。

「離せええええええええへへへへへっへへやははははははは!! もう離してええええええええ!!」

 彼女は、体に群がるこの手足だけでも引き剥がそうとするが、非力な女性の力では、どう足掻いてもなんの効果もなかった。

「ひいいいひひひひひっひっひいひひひひひっひひいいいいいいん!! あああああああああんん!! そこはだ、だめえええええええええええ!!!」 

 手足は、彼女の太股、そして足の裏も刺激しはじめる。

「きゃああああああははははははははっははははははははあああああ もう、もぉぉぉぉ~~~~~~~~!!」

 八本の手足は、彼女の膨らみの小さい胸部にも、くすぐったい感覚を与える。

「きゃひいい!? ひゃわああああああああああ!? あああああ~~~~~~ん!! ふぁっはははっはははっあはっはっはははははははははぁぁあぁ!!」
 
その刺激に、思わず色っぽい声をあげてしまうミナ

「えっち!! へんたいいいいいいいい!! いやあああああああ!! バカああああああああはははははははっははあああああああ!! そんなとこ、弄らないでええええええええええ!!!」

 タコは手足の動きを早め、さらに彼女を責めたてる。

「きゃああああああ!? は、はやいいいいいい!! 無理いいいひっひひゃっはっははははっはははははははっは!! これ以上はムリいいいいいいいいい!! むりだってばああっっあっはっはっはっはっはっはっはあっははっははははははは!!!!!」

 そして、タコはついに女性にとって禁断の場所へその手足を伸ばす。

「ああんん!? ま、まさか、そこもおおおおおおおっほほほほぁひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!! きゃあああああっあはっあはははははっはははははははははははは!!!! やめてやめてえええええええ!! ばかああああああああっっふひひひひっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

 タコの手足は、彼女の秘部を水着越しに、割れ目にそって、その吸盤を利用して、シュルシュルと音を立ててこすり始める。

「あん! ひいいん! ば、ばかああああ!! 吸盤が、あたって、こすれっあひいいいん!! だめええええええええ!! ああああんん!! おかしくなっちゃううううううう!!」

 このまま行けば、彼女は快楽の虜になっていただろう。
 しかし、それをこのタコはよく思っていなかった。そして、タコは、あらたな刺激を彼女に与える。
 手足を、水着の中へ侵入し、その白い素肌を直接刺激し始めたのだ。

「わきゃあああああああああ!? みず、水着のなかにいいいいいいいい!? あああっっあははははははははははははははははははっははああああああ~~~~~~~!!!」

 それは、断然くすぐったさのほうが勝っており、彼女は再び笑い悶え始めた。

「きゃあああははははははははははははは!! あああははははははははははははははは!! くすぐったいいいいいいいいいいい!! これ以上、中で動いちゃだめえええええええええええええええええ!!」

 引き抜こうとするも、タコの力の前には適わない。タコはそのまま、彼女の胸を直接刺激しだした。

「いひゃあああああああああああああ!?」

 そのまま彼女の小さな乳房を弄る。

「おっぱいさわっちゃやだああああああ!! おねがいいいいいいいい!! いやああああああああああん!!」

 吸盤が、彼女の胸の先端に張り付き、無理やりに引き離される。

「っ!!?? ああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 唐突に襲い掛かった快感に体を弓なりに反らせ、刺激の凄まじさを体で表す。
 その後も、吸盤で、先端で、丹念に触られ続ける。

「やははははっはははははははぁぁ!! いやああああああ!! はなれてえええええ!! おねがいいいいいっひひひっひひひひひひひひひ!! さわらっっさわらないでええええええ!!!あああああああん!!!」

 思わず、水着の外からくすぐったさと快感を抑え込もうと両手を水着に押しやる。だが、

「あはははははははははっははははは! し、しまっあはははははははははははははははあああああ!!」

 逆に無理やり抑え込み、くすぐったさを助長させるという結果に終わる
23864.jpg
「このままじゃ、きゃうう!! このままじゃああああああああああっっいひゃっはははっははっははははははははっははははははは!!!!!」

「しぬううううう!! くすぐったくてしんじゃううううううううう!! だれか、だれかあああああああ!! たすっったっっあははははははははっあははっきゃははははははははははははは!!」

 大声で泣きながら助けを呼ぶ、しかし、平日で人が少ないのか、それともここが人目につかない場所なのかはわからないが、人が来る気配は一向になかった。

「たすけて! だれか! だれでもいいからたすけてええええええ!! いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

 しかし、黙れといわんばかりに、タコは胸と股間への刺激を強めた。

「あうううううううう!? ま、またああああああ!? ひいいいいいいい!! あああああああああん くひひひひっひひひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 

 最初は、くすぐったがるようにタコは責めたてていた。

「胸、むねがああああああ!! 股がああああああ!! くすぐったいいいいいいいいいいいい!!」

 しかし、その攻撃はいずれ快感へと変化していく。

「な、なにこれ!? なにこのかんじいいいいいいい き、きちゃうううううう!! なにかがきちゃううううううう!!」

 そして、これが止めだといわんばかりに、胸と股間を中心に、全身を強く責めたてた。

「ひゃはははははははははははははははは!! あああああはははははははははははははははははは!! いやあああああああああ!!」

「やめてえええええ!! もうやめてええええええええ!!!!」

「い、イクううううううううううううううううううう!! なにかがイっちゃうううううううううううううう!!」

「あっ! ああっ!! あああああああああああああああああああッッ!!!!!」

その瞬間、ミナはけたたましい声を上げて、股間から体液を漏らしながら気絶した。
それを見て、もう遊べないと悟ったタコは、彼女の体から離れ、ゆっくりと海に消えていった。 


あとがき

ここまで読んでくれてありがとうございます。

今作は、キャラ描写を初めてしっかりと意識して書いてみた作品でもあります。

……しっかりと書けた感は正直今一つですが、なにかを掴めたかなとは思っております。

そして、このSSに絵を描いてくれたヤマダさん、本当にありがとうございました!

擽物語は、こういったSSに絵を描きたいという勇者の人もいつでもお待ちしてます。

描いてくれたら……SSのリクエスト聞いちゃうかもしれませんよ?(厚かましいなオイ)

そして、次回のSSは、我が嫁フェレットが主役です!!

フェレットが主役です!!!

フェレットが(ry

大事な事すぎたので、三回言わせて貰いました!

それでは、また数日後に。




…………三点リーダをよく使うな、自分のブログ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ソーダ

Author:ソーダ
SS制作しているブログです、淡々とやってまいります。これからも

最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
カレンダー
04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
擽物語カウンター
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR