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将棋同好会の終焉








夕日が眩しいぐらいに輝く放課後、その光が存分に届く女子高のある教室で、パチ、パチ、と何かをたたく音が響いていた。
「―――王手!」
「っ! …………、参りました」
「ありがとうございました。…………ミィ、ちょっと攻めすぎ、そのせいで防御がおろそかになりすぎてる。そんなんじゃ、格下の相手にも負けちゃうわよ」
「うっ、だって、会長が強すぎるんですよ~」
「それ、理由になってないわよ」
「あ、あははははは~」 
ここは将棋部。ではなく、学校の非公式な同好会。趣味の合う子達だけが勝手に集まって勝手にやってるだけの同好会である。
だから、ここは将棋同好会。ここに入会しているメンバーは3人である。
この同好会の会長とでも言うべき女性、ナオは軽く嘆息しながら、
「全く……、そんな考えだからミィは私に一度も勝てないのよ」
ナオはピッチリと揃えられた黒い前髪、セミロングな後ろ髪といった。最近はめったに見かけない。いわゆる正統派女子だった。
制服も、規則どおりきっちりと着こなし、スカートも膝まで隠れているのを着用している。
スタイルは出るとこはしっかり出て、引っ込むところはしっかりと引っ込んでいる。しかし、それを制服の上から確認する術はない。
いわゆる着痩せするタイプという奴だ。
体育の授業などで彼女の体を確認したクラスの証言によると、脱いだら意外と凄かった、あの格好からじゃ想像も付かない体だった、らしい。
そんな彼女の言い草に、
「そ、そんな~~。ミィは弱くないよ~~~。将棋6段の会長が強すぎるんだよ~」
 メンバーの一人であるミイコ、通称ミィは、自分は悪くないと、若干舌足らずの声で主張する。
 ミィは身長も低ければ体重も低い。ついでに言えば胸も膨らんでない。その代わり声だけは高いと、ホントに高校生かどうか疑わしい容姿をしていた。
 髪色は透き通るような鮮やかな金で(これは母親が外国人だったことに起因する)腰まで伸ばしている。
 スカートは短めな事も相まって、どこか違う国の人なのではないかと勘違いする人もいる。(彼女はれっきとした日本人)
「そうだなミィ、強すぎる会長が悪い、お前は何も悪くないぞ~」
 ミィの反論に、同じくメンバーの一人であるショウコも賛同する。
 ショウコを見た人は、十人中八人が、ボーイッシュな性格と答える。
 髪はショートな無造作ヘアーで、制服は上から何本か苦しいからという理由でボタンを外している。その結果、豊満なバストがさらに大変な事になっている
 スカートも、動きにくいということで、極限まで短く折り込んでおり、走ったら見えてしまうのではないかというぐらいだ。
そのため、彼女は何ともいえない扇情的な格好になっている。
ボーイッシュな性格と、その色気が漂う格好から、爽やかエロ少女というあだ名が彼女の学年に広がっていることを彼女は知らない。
「ショウコ~~~~! ショウコだけがミィの味方だよ~~~~~!」
 ガバッっとショウコに思い切り飛びつくミィ。抱きとめて、「お~よしよし」と慰めているショウコは、実は母性が強いのかもしれない。、
「あなた達……、いつか覚えてなさいよ」
 そんな、いつも通りの日常。
 しかし、その日常が、崩れ去ろうとしていた。
 コンコンっと、教室のドアを叩く音が三人の耳に届いた。
 じゃれあっていたミィとショウコの二人は、音のしてきたドアを黙って見つめ、会長のナオは、訝しげな表情でドアの方へ向かっていった。
 ナオは、ガララっと小気味いい音を立てながらドアを横に引くと、そこには、ナオの予想していた人物がそこに鎮座していた。
「あなた達、ちょっと煩いわよ。ただ騒ぐだけなら、学校の外でやってくれない? こっちは集中できなくて迷惑してるのよ」
「あ~ら、誰かと思ったら、チェス同好会の会長さんじゃない。てっきり、将棋同好会入会希望者かと思ったわ」
「それは残念だったわね。私がこんなチンケな同好会の入会希望者じゃなくて」
「ええ、ほんと残念だわ。具体的にいえば、味噌汁に味噌が入ってなかった時のあの気持ちぐらいな残念さだわ」
「あなたのその回りくどい例え話の方がもっと残念。さらに具体的に言うと、自転車で遠くまで遊びに行ったのに、ちょっと目を離した隙に盗られてたっていうぐらい残念」
「あんたの例え話の分かり難さに呆れるわね。それに、そのチンケな同好会が騒ぐよりも、あなた達チェス同好会が騒いでいるほうが、よっぽど煩いと思うけど?」
「大人数がいる同好会で失礼。でも、それは仕方のない煩さだと思うんだけどね~」
「煩さで迷惑こうむってるのは、生憎私たちも同じなのよね~。そろそろそっちに行って文句の一つでも言おうと思ったけど、その手間が省けたわ」
「あら? それならあなたは私に感謝しないといけないわね~。『こんなみずぼらしい同好会に文句を聞きにきてくれてありがとう』って」
「こんな素晴らしい同好会に、人数が多いだけのチェス同好会会長がわざわざ文句を聞きに来てくれてアリガトウ」
「いえいえ、どういたしまして、ボキャブラリーの薄い将棋同好会会長さん」
この会話を聞いての通り、チェス同好会と将棋同好会は仲が悪い。主に会長同士が。
悪友なだけのような気がするのは、あくまで気がするだけ。二人は本当に仲が悪い。
「あ、そうそう。私がこんな辛気臭くなる部屋に来たのは、文句の他にもう一つあるのよね~」
「へ~。何? あのむさ苦しい部屋に居るのがとうとう辛くなって、このスッキリとした部屋の新鮮な空気でも吸いに来たのかしら?」
 どうやら、一言悪態をつかないとしょうがない年頃らしい。
「そろそろ、あなたとあなたの同好会とこうして底辺な会話をするのは、時間の無駄だと気づいたの~。だから、あなたたちを潰そうと思ってきたのよ~」
「……、ふ~ん。あなたの様な何の力もない人が、一つの同好会を潰す事なんて出来るのかしらね~」
「それが出来る方法を思いついたのよ。嬉しい事にね。つまり、あなた達を私たちの奴隷にすればいいんだって」
「私たちがあなた達の奴隷? ハッ、笑っちゃう。そんな事出来るわけないでしょう。」
「言われなくても、証明して上げる。明日の放課後、もう一度私はここにくるわ。それがあなた達将棋同好会の最後になるんだから。今のうちにたっぷり楽しんでおく事ね~」
 一方的に言い放ち、さっさとここを去ろうとするチェス会長。しかし、それを引き止める声が、
「待ちなさい!」
「…………、な~に? 私は忙しいの。こう見えてね」
「安心しなさい。時間は取らせないわ。……その奴隷になるという案件。あなた達にも呑んでもらうわ」
「な~にを言ってるのかしらこの子? どうやって私たちが奴隷になると――」
「ゲームをしましょ。私たちにとって、不利にも有利にもならない、あるゲームを」
「………………。な~るほど。その結果によってどっちの同好会が奴隷になるか決めようって訳ね。OK、その提案、飲むわ。将棋しか脳のないあなたに負ける訳がないしね。」
「物分りが良くて助かるわ。あなたの小さな脳みそも。たまには役に立つのね」
「種目は何? 将棋はダメよ~。チェスなら大歓迎だけど」
「オセロよ。これならお互いに公平よ」
「白黒ハッキリつけましょう。て訳ね。良いわ」
「勝負は一発勝負。やるのは私とあなた。会長勝負よ」
「そっちの意味でも白黒つける、か。面白いじゃない」
「勝負は明日の放課後。負けた方は相手の奴隷。あなたもチェス同好会の人たちとくだらない最後の一日を過ごすことね」
「それはお互い様よ。あなたも最後の一日をだらしなく過ごすことね」
そう言って、会長は将棋同好会の部屋を後にし、再び将棋部屋に静寂が戻った。と、思われた
「か、かかかかかか会長さん!? あんな約束しちまって良いのかよ!?」
「ミィ、もっとここで将棋したかったです~! 三人で遊びたかったです~」
「ショウコったら心配しすぎ、大丈夫よ。あとミィ、なんで負ける前提で話してるのよあんたは……」
「あんな人の奴隷はイヤです~~!!」
「だからなんで敗北が決まったような顔してるのよあんたは!」
「ああ、あたしたちの青春もここで終わりか……。短かったけど、楽しかったよ」
「ショウコまで!? だ、大丈夫よ!私、オセロにも自信あるし」
「……戦績は?」
「え、え~と、お父さんに勝ったぐらいかな~。一回だけ」
「それただのお情けじゃねえか!」
「ま、待って、中学の時は確か……………………」
「「…………………………」」
「………………。小学校なら絶対一回ぐらいは――」
「ショウコ~! 離れ離れは嫌です~!」
「ミィ! あたしもだ、あたしも離れたくない!」
 ガシッ、とどこかの青春映画を思い出させるように泣きながら抱き合う二人
「あ、あるから! 一回ぐらい真剣に勝ったことぐらいあるから! ……多分」
「なんであの時オセロ対決なんて言ったんだよ! もっと別のもあったよなあ!?」
「だ、だって、あのまま帰したら一方的になりそうだったから、咄嗟に……」
「「も、もうダメ(です~)だ~!」」
 こうして、負けた方が相手の同好会の奴隷会員になるという約束で会長同士が対決する事となった。
 明けて翌日の放課後のある教室。そこには、将棋同好会の3人と、チェス同好会11人全員が集まっていた。
 彼女等の視線は部屋の中心にいるそれぞれの会長。もっと言えば、その二人がとある盤の上で繰り広げている勝負に釘付けだったのである。
 しかし、この視線が成す意味は、二つの同好会でそれぞれ違っていた。
 一つは、歓喜の視線。もしくは勝利を確信したソレ。おそらくこちらの同好会が現在勝っているのだろう。
 一つは、焦燥の視線。このゲームが終わった先にある末路に恐怖している視線である。
 そして、それは、今現在対局している二人の会長にも共通していた。
 それからしばらくの時が経ち、対局が終了し、残酷な結果発表がもたらされる。
 「チェス同好会会長、小林ランさん 58 将棋同好会会長、伊藤ナオさん 8。結果、チェス同好会の勝利です。これによりルールに従って、本日より将棋同好会は、我等チェス同好会の奴隷になりました」
その瞬間、彼女たちの日常は終わりを告げた。


「さ~て、あなたは私との勝負に負け、私たちの奴隷になっちゃった訳だけど~」
「ま、待って、勝負に負けたのは私。だから、奴隷にするのは私だけにしなさい。ミィとショウコには手を出さないで!」
「「会長(さん)」」
「あら、何を寝ぼけたことを言ってるのかしらこの子ったら。負けて脳までダメになっちゃったのかしら? 無理に決まってるでしょ~」
 嬉しそうに、心底嬉しそうにランはナオ達に告げ始める。
「な!? お願い! お願いだから二人だけは――」
「人に物を頼むときはそんな言葉遣いと態度で良いんだったっけかな~?」
「お願いします。どうかお願いします。あの二人を、見逃してあげてください」
 土下座しながら、普段は使わない言葉遣いで、必死にランを説得するナオ。
「そこまで言うなら~、私も鬼じゃないし~。条件付きで見逃してあげる~」
「じょ、条件?」
「ある事をしてくれたら、奴隷会員になるのを免除してあげても良いわよ?」
「あ、ある事って何? どうか教えてください」
「それは~……」

「私たちから行われるくすぐりを、自分達の意思でガマンする事」

「……へ? それだけ? たったそれだけでいいの?」
「! あら、余裕じゃない。そうよ。あなた達3人が、今から私達の中から3人と、ある勝負をするの。あなた達が勝つまでくすぐりをガマンすれば、奴隷は見逃してあげるわよ」
「……正直、拍子抜けしたわ。もっと無理難題言われるのかと思った」
「だから言ったでしょ。私はそこまで鬼じゃないって。で、どうするのかしら。やるの、やらないの?」
「「や、やります」」
 その提案に、ショウコとミィが真っ先に声を上げた。
 それに続いて、ナオも、その条件を呑む。
「分かったわ、その提案。乗るわ」
「ウフフ、それじゃあ、勝負とガマン方法を説明するわよ。(バカな子達。今のうちに調子に乗ってると良いわ)」
「まず、あなた達は目隠しをしてもらうわ。そして、両手を頭の上で組む。それであなた達の準備は完了。後はその体勢をずっと維持するだけ。勝負方法は聞くだけでも分かる簡単なクイズ勝負よ。連続2問正解したほうの勝ち。勝負は3対3で同時に行われる要は勝ち抜きね。それで3人が抜けた時点で、ゲーム終了。残ってた人が、私達の奴隷よ。それと、有り得ないだろうけど、もし完全下校時刻まで決着が付かなかったら。その時点であなた達の負けよ」
「な!? そんなの不公平よ!」
「これはあなた達の救済措置なのよ。本来なら問答無用で奴隷にする所を慈悲でチャンスを与えてあげたんだから多少の有利要素ぐらいこっちにあったっていいでしょ? それにさっきも言ったけど、完全下校時刻まであと何時間あると思ってるの? それまでに決着は付くわよ」
「うっ! それもそうね……」
「それじゃ、時間も惜しいし。とっとと始めるわよ。あなた達、彼女達に目隠しを。」
「はい、ランさん」
 言うと、チェス役員は、テキパキと動き、あっという間に、彼女達の視界を封じた。
「うう、何もみえないです~」
「耐えればいいだけだ、耐えて答えるだけ……」
「(絶対、奴隷になんかなってたまるもんですか)」
「じゃあ、早速、第一問!」
 ランがそう宣言した瞬間、チェス役員達は、彼女達の体をゆっくりと撫で始めた。

「きゃう!?」

「うひぃ!?」

「んひゃあ!?」

 役員達は、両手の指の腹を巧みに用いて、制服の上から彼女達を可愛がり始める。

「んんん!! ぐひひひひひひひひ!」

「こ、このぐらいでっ んひ! 笑ったり、あう! す、る、もん、ですか……ふぁっ!」

「あぁぁあ!! にゃぁぁぁ! 這い回らないでぇぇ」

 指は彼女達のお腹を通り、背中に周り、上にあがる。そのまま肩を渡り、脇の下とわき腹を通りすぎながら、またお腹へ戻る。

「うぐぐぐぐぅぅぅぅ! (なんだこれ!? 想像以上に、くすぐったっ……!)」

「きひぃぃぃぃぃ!? こ、こんなものでぇ、 (見えなくて! 次にどこに来るかわからなっ)ひゃう!?」

「いっぁぁぁあぁ! ああああ!!(降ろしちゃう! 手ぇ降ろしちゃうう!)」

「――――はどこにあるでしょう?」

「あぎっ!? ぎひひひひいひぃ!(しまった、問題を聞いてなっ!) ぁあうっ!」

「ひぅ!(答えは、答えはぁぁぁぁっ! ダメ、集中できないいいいい!)ああっっ!」

「にゃぁぁぁぁっ! ひぁああああああ!!(無理! むりぃっぃぃぃ!)」

「あらあら~全員答えられないの? しょうがないわね~」

「そ、そんな事、ぐふっふぐふふうふふふ! 言ったって~」

「いひぅ! んひゃあん!? ムリだったん、きょぁ! だからぁぁっ!」

「ふひゃぁぁああああ!! いにゃああぁあああああ!!」

 ショウコをくすぐる手は、彼女のムッチリとした太股を中心に、いやらしくさすられている。

「ふぁぁ! あっ! そこ、敏感なんだっ! やめっ、ぁああ!」

 ナオに対する責めは、わき腹や腋といった。敏感な場所を刺激していた。

「ひぃいぁ! わきぃ!っうう! わきばらぁ! なでないでぇ! んんっ!」

もっとも反応が激しいのがミィだった。彼女には、ゆっくり撫で回すのではなく、素早く体中を撫でまわす責めをしていた。

「ふにゃああああああ!! ムズムズすりゅうううううう!! ゾクゾクすりゅよおおおおお!! やめてぇえええええ!!」

彼女達は視界を封じられている。そこからくりだされるくすぐりは、普段の想像以上のくすぐったさを持って、彼女達を襲っていた。

「っぐぐぐぐぐぐううううううう! き、つ、いっ んぎいいいいいい!」

「っくぁあ!! この、ままじゃ、ぅあぅ! いつまで、たっても……あぅ!!」

「ひあああああああ!! こちょこちょはぁぁあああ!! もうやだあああああああ!!」   

(ミィちゃん、とっても苦しそう。そそるわ~)」 

ランが目でミィをくすぐっていた少女に合図を送る。すると、ミィを撫でていた手が、突然、わきわきさせた本格的なくすぐりに変化した。

「にゃ!? あ、ああっ、ああああああああはははははははははははは!! そんな、いきなりいいいいいいい!! にゃははははははははははは!!」

彼女からしたら突然の刺激の変化に耐えられず吹き出してしまう。

「ミ、ミィ!?」

「くすぐったいいいいいいい!! もうたえられないいいいいいい!! ミィ、手ぇっ! 降ろすううううう!! 降ろしちゃううううう!! んああああああああ!!」

「ミィ! 耐えなさい! 出ないとっ、うひぃ!?」

「あなた達、人の心配より自分の心配したら~?」

 そう言うと、二人を撫でていた手もくすぐりに変えるよう指示を送る。

「んんんあ!? んんんんんんんん!! っっ、んひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! や、やめろ! やめてくれえええええええええ!!」

「きゃああああああああ!? いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! ダメぇぇぇっ! もうちょっと、手加減してええええええ!!」

 しかし、彼女達の手は手加減などせず。延々と彼女達の体をくすぐりまわす

「やだやだやだーーーーーー!! もうっ! もぅ!! ミィィッ らめぇぇぇぇええええへへへっへへへへへへへ!!」

「ぎゃははははははははは!! ど、どこ触ってんだおまえっ、わひゃははははははっははは!!」

「あはははっはっあはははははははは!! きゃははははははははーーー!!」

 彼女達は、なんとかその手から逃れようと妖艶なダンスを踊り続ける。しかし、それは何の効果ももたらさない

「おねがいいいいいいい!! ミィをもう、くす、ひゃぁ! くすぐらないでええええええ!! お願いいいいいっ! っ!! ぎにゃははははははっははははははははは~~~~!!」

「やめろ、やめろおおおおおおおおおおおお!! ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! これ以上はああああははっはははははははは!! ムリなんだってばああああああああああ!!」

「ぎひひひひひいひひひひひひひぃいぃぃ!! も、問題! 次の問題をおおほほほほっほ! 出してええええええええええ!!」 

「第二問! ――――は――――と言われてますが――――」

 しかし、ランが問題を言い始めた瞬間。三人をくすぐっていた手が早まる

「はにゃぁぁあああ!? みにゃぁぁあはははははははははははっははははははくすぐったああああああああああっ!? 体中がくすぐったああああああああああああいい!!」

「ひぎゃははははははははははははははははははは!! は、はやっ! ムリ、ムリムリムリムリィィィィいいいいいいひひひひひひいっひひひひゃはははははははははは!! あ~~ははははははははははは!!」

「きゅ、急に手が早く!? うきゃぁぁああああああああああ!? んひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! こんなの!! 耐えられるわけっ! んああああああああ!!」

「――――は何でしょう?」

「にゃはははははははははははははははは!! 問題、き、きけないよおおおおおおおおおおおおおおおおお!! ひにゃはははははははははははははははははははは!」

「わ、わからないいいいいいいいいいいいいいい!! も、もっと、おおきなこえでえええへへへへっへへへへへへへええええええしゃべってくれえええええええええええ!!」

「ズルっ! ずるいわよおおぉ! こんな、こんなタイミングでええええひゃあああああははははははははははあああ! つよ、強くするなんてええええええええええええ!!」

「あらあらまた答えれらないの~、そんなんじゃいつまでたっても終わらないわよ」

「きゃああああああははははははははは!! あーははははははははははは」

「ぎひひひひひぃいいいいいい!! わひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

「あああああああああ!! いやははははははははははははは!!」

 ミィをくすぐる手は、全体をくまなく、かつ素早くコチョコチョとくすぐるように動き回る。

「ヤダぁぁっぁっぁぁあ!! こんなにくすぐったいの、ミィたえられないいいいいいいいいい! ミィの体をおぉぉっ、コチョコチョ、しないでええええぇええ!!」

ショウコに対しては、曝け出された太股、腕を中心にコショコショと這い回りつつ、脇腹などの弱点をときおりくすぐる。

「んああああああああああ!! あしいいいいぃい!! ビンカンなんだぁぁぁあああ!! やべでええええ! げひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

 ナオを責める手は、目が見えない事を良い事に、右の腋をくすぐっていたかと思うと、唐突に左腋に攻撃を移すといった、陰湿な責めを行っていた

「ひゃああああああ!? い、いひいぃいいいいいい!! みきゃああああああああ!? あああああぁぁああっ!きゅうに、かえ、かえちゃだめえぇえええええ!!」
 
三人を襲う無数の手は、休まる事を知らず、延々と彼女たちを責め続ける。そして、遂に彼女たちに限界が訪れ、三人同時に声を上げた。

「「「ふぁああああああ!! もう、むりいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」」」

「お、おろすううううううううう!! ミィ降ろしちゃううううううう! あ、ああああははははははははははははははははーーーーー!!!」

「あ、あたしも、もうげん、かいひゃああああああああ!!? あたしもおろすうううううううううううううう!!」

「ショウコ、ミィィッ! いいいいいいいひいひひひひひひっひひひい、わ、私もおおぉおおおおおおおぉおおおお!! もう、耐えれらないいいいいいいいいいいい!!」

「いいわよ、三人とも、降ろしちゃいなさい」
 その言葉が、最後の砦を崩壊させた。

「「「あ、ああっ、あああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」」」 

 三人は、その両手をついに降ろしてしまう。

「「「ハァ……、ハァ……、はぁああああ……」」」

「ははは、はは。く、くすぐったかったよう……」

「く、くそぉ……くそぉっ!」

「はぁ……、はぁ……、降ろしちゃった」
 そのまま三人は、疲れたのかそのまま床に倒れ、寝てしまった。
 
「フフフ、今はお休みなさい。明日から、地獄が待っているんですもの」
 気絶した三人を見て、不適に笑うランであった。

 あれから数日たったある日の放課後、ナオは、チェス同好会の部屋に軟禁されていた。


「ひぃいいいい! あ、ぅあ! そ、そこはっ、くふぅうう!」

 その同好会の部屋で、元将棋同好会会長であったナオは、チェス役員とくすぐり目隠しチェスをやらされていた。もちろん、目隠しくすぐりをされているのは、ナオだけのなだが。

「ナオさん、手が止まってますよ。こんなんじゃいつまでたっても終わらないですよ?」

勝つまでは同好会活動中ずっとくすぐりチェスを受ける。これが今日の奴隷としての扱いだった。

「そんな、ふひひっそんな事言われたって…見えないんじゃきゃはあ!? できな、できないわよおお!!」  
彼女の下顎、首筋、背中、二の腕、お腹、わき腹、太もも、内股、ひざ裏 ひざ小僧、向こう脛、足の裏といった、およそ人体がくすぐったいと思われる場所全てに、役員たちの指を彼女の体に轟かせていた。

「ふひうううううう!! あ、ははははははっ、あぐぐううううううう!」

しかし、その責めは非常にゆんわりとしていた。少なくとも、彼女がチェスを続けられる具合には。いや、これがくすぐられながらチェスを続けられる限界のくすぐったさである。と言った方が正しいのかもしれない。

「んんんんんんんっ! んあああああああ!!(苦しい! くすぐったい……)」
 指はわしゃわしゃと動かされているものの、その動作はあまりにも緩慢だった。この事から、いかに役員たちが彼女で遊んでいるのか見て取れる。少し指の動きを早くすればあっという間に陥落する。それなのに懸命に耐えている目の前の少女。そこから生まれる優越感が、役員達の心を支配していた。

「ふひひひひひひっ! 次、は……私、ね……いふぅ!」

それが故に、彼女は耐えられつつも、かなりもどかしいくすぐったさを与えているわけなのだが。
それでもナオは必死にチェスを続けようとする。初期の駒配置から、自分がどこに動かしたかを記憶してれば、最低限続けられると、彼女はそう思っていたから。だから、彼女は、自分から一番近い場所にあったと記憶している駒に手を伸ばす。しかし、

「え? (駒がない!? そんな!? 確かにここに置いたはず)ひぎっ! ぐひひひひひ!」

 目隠しをしてた彼女には理解できなかったのも無理はない。役員が、普通なら絶対に動かさない位置に駒を動かし、ナオが動かそうと思っていた駒をずっと前に潰していたことを。

「ナオさん、そこにあなたの駒はありませんよ。そんなことも分らないなんて、これはお仕置きが必要かしら」

「ま、待ってぇへへへへへっ。やる、ちゃんとやるからぁぁぁ、これ以上、あぅ! 強く、しないでえ」

「それが嫌なら、さっさと駒を動かしてください」

言われて、彼女は自分の持っている記憶を頼りに駒を動かそうと手を伸ばす。そして、手を伸ばした結果、ガードを怠らずを得ない状態になった片方の腋に役員の指が潜り込み、三本の指を使ってグリグリと押し込み始めた。
「へひぃ!? ま、待って、それはあぁあぁああ! 反則っ きゃはああああああああ!!」

 人間が持つ反射に従い、体を縮み込まし、それらの攻撃から身を守ろうとする。しかし、潜り込んだ手を追い出すことは叶わず、腋への蹂躙を許してしまう。

「いひゃははははははははっ! やめへへへへへへへへ!! グリグリイヤああああああああっ!! やめ、やめてえええええええええ!!」

首を大きく左右に振りながら、腋から襲い掛かってくる笑いの衝動からの解放を求める。

「だから、やめて欲しかったら私に勝てばいいだけです。ナオさんが勝てば、すぐに解放してあげます。ナオさんなら、同好会最弱の私なんか、簡単に勝てるでしょう」

 役員の言う通り、ナオはチェスでもそこそこ戦える腕を持っていた。普段なら彼女如き、簡単に制する事ができるであろう。しかし、それは普段の話。今は違う。

「こんな、こんな状態でええへへへへへへへ! 勝てる、訳ないでしょうがああはあはははははああああ! 腋いいいいい、やめてええええええええ!!」

 彼女は目隠しをされているのだ。自分が動かした駒でさえ、把握できてるか怪しい状況なのに、相手が動かした駒など分る筈もない。これは、完全にナオに勝ち目のないゲームであった。しかし、ナオは、そのゲームに乗るしか選択肢がなかった。このゲームに勝つしかなかった。

「ほら、さっさとしてください。いつまでたっても終わりませんよ」

それは、対戦前にチェス役員を束ねる会長が発した一言。『これに参加しない。もしくは参加しても今日中に勝てなかった場合、あなたの役員二名にあることをしてもらうと。ただし、参加する場合、明日の奴隷活動はあの二人だけ無しにしてあげる』という言葉、だから、彼女は引けない。この勝負から。勝ち目の無い、戦いから。

「わか、わかってるわよおおおおおおお!  く、ひひひひひっ っ!!  あ~~~ははっはっははははっははっはははははははっっダメえええええ! ひきょうよおおおお!!  手を伸ばしたらっ、くすぐるなんてえええええ!!」

 陰湿だった。ひたすらに陰湿な責めだった。彼女の目が見えないという事を、最大限利用した不意打ちでくすぐるという行為を、何度も、何度も、執拗に繰り返していた。
「あひひひひひひっひひいいひひいいいいいいいいい!! 置いた! 置いたわよ……。次は、あなたよ……きゃあ!? あ、あっ、ああっっ!!」

 役員の一人が、腋へのグリグリをやめた後。今度は別の役員が、十本の指を使って、彼女の太ももをツンツンと突き始めた。

「急にっ、変えない、あうっ! かえないでよおおおお!! んあ!  せめて、なにするか、言ってから、ひはっ! してよぉ!! ああん!」

その彼女の切実な頼みに、彼女をくすぐっていた役員の一人が頼みを聞いたのか、彼女に忠告をはじめた。

「じゃあ、ナオさん、今から、太ももやめて、わき腹をこちょこちょくすぐりますね~」

その言葉に、意識をわき腹に集中し、間もなく来るであろう刺激に備える。

「んあああああ!? ぎひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! あ、足いいいいいいいいいいい!?」 
 彼女が、あらかじめ備えておいた場所からではなく、何の警戒もしていなかった足の裏から突然、ある刺激が脳に伝わり、そこから導かれた指令が口に届き、結果、喉の奥から笑いがこみ上げてきた。

「あはははははははははははっっあ~~~っははははははははは!! うそ、うそつきいいいいいいいひひゃひゃははははははははははは!!」

 笑いながら、 全力で抗議するナオ、しかし、それを役員たちにそれを聞き届ける義理はなかった。

「やめ、やめへえええへへへへへへへへ!! お願いいいいいいいいい!! いやああああああああ!!」

 ナオは、両手を足の裏に庇うように置き、そのまま正座をしていた足を崩し、守ろうとする。しかし、役員たちがそれを黙って見ているわけもなく、一人が彼女の膝を押さえ、足を崩せなくし、一人が彼女の手を取り上げ、万歳の格好にし拘束する。さらに残りの二人が、戒めとばかりに、それぞれ上半身と下半身に分かれて、服の中に手を入れ素肌を直接くすぐりだした。

「あ、きゃあああああああああはははははははははは!! 直接ダメ! やめてえええええええええ!! いやっっやはははははははははっははははっはははははははははっははは!! イヤぁ~~~~~~!!」

 今までとは段違いの責めに、首をさっきよりも大きく横に振りながら、笑い続けるナオ。
 手を上げたことにより、何の抵抗も許されなくなった上半身に、素肌に潜り込んだ十本の指が忙しなく動き回る。

「きゃははははははははははっはははははっはははは!! 無理、むりいいいいいいいいいいい!! いやはははははははっははははは!!」

 がっちりと膝を押さえられ、わずかに身をよじることも出来ない下半身で、十本の指が相手を狂わすダンスを踊る。

「こ、こちょばいいいいいいいいい!! ゆびぃっ! 動かさないでええええええええ!! あああああああああ!! くぁっっふひゃはははははははははっはははっあはははははははははは!!」

悲鳴を上げながら、上半身をわずかに揺すり、抵抗を試みる。しかし、どれだけ身を揺すろうと、彼女に襲い掛かる危険なくすぐったさを緩和することは一切出来なかった。

「手ぇええええええ!! 手を降ろさしてええええええええ!! こんなのっ! 耐えられないからああああああああああ!! あはははははははははははははははっいやーーー!!」

泣き叫びながら、この笑いが止まらなくなる行為を止めてと、必死に叫んだ。しかし、それは聞きわけられる訳もなく、役員たちは、ただひたすらに彼女をくすぐり続けた。

「はな、はなしてええええええええええ!! 手を離してええええええええ!! 続きがあああ!! 出来ないからああああああ!! お願いいいいいいいひひひひゃはやはははははは!!」

 だからナオは理由を述べた。なぜやめて欲しいかという理由を。どうして手を降ろさして欲しいかを。ゲームをするから離してと、手加減してと。しかし、この言葉を聞いても、彼女をくすぐる手は一向に緩和しないし、手を降ろさせてもくれなかった。

「なんで!? 何でえええええへへへへへへへへへっへひゃひゃはははははははは!! どうして止めないのおおおおおお!? きゃははははははははは!!」

そして、彼女の必死のこの言葉に対する回答を、対戦していた役員が答え始める。

「残念ですが……チェックメイトです。ナオさんの負けです。そして……」
 キーンコーンと学校の最終下校時刻を知らすチャイムが学校中に響き渡った。

「あなたの役員二名の、明日の運命が決まったようです」

 言うと、彼女はナオをくすぐっている役員に合図を送り、掴んでいた腕を離させ、膝を離させ、目隠しを取らせ、彼女を解放させる。

「あはははは……はぁ…ははは……ごめん、二人とも、あなた達を、守れなかった……」

「分っていると思いますが、身代わりなど考えないよう。それをすると、どうなるか、三日前に教え込んだ筈です」

「し、ってる、わよ……、それを、したら、三人まとめて裸にして校内に晒す、でしょ……」

「覚えててくれてよかったです。明日はあなたに用がありませんから、せいぜい気をつけて帰ってください。もし変なことをしたら、分かってますよね」

それだけ言うと、彼女たちは荷物をまとめ、さっさと部屋から出て行った。残っているのは、ナオ一人。

「うぐっ……ひぐっ……! ごめんねミィ、ショウコ。何も守れない会長で、ごめんね……」

彼女は静かに、涙を流す。誰にも気づかれないように、小さく、小さく、涙を零す。


翌日の放課後
 ミィとショウコは、チェス同好会の部屋に連れられていた。
 そして、昨日ここで何が行われていたか、自分たちがなぜ連れてこられたか、その理由を役員の一人が話し終えた。
「昨日何も無かったのは、そういう事か!」
「会長さん。ミィ達に黙って、そんなことを……」
「心配しなくても良いですよ。今からあなた達もナオさんと同じ苦しみを味わうことになるんだから」
「ミ、ミィ達に、何をする気なんですか!?」
「細かい説明は省きましょ。あなたたちは、ある体勢で、これを持ってもらうわ」
 言って、彼女が取り出したのは、二つのお盆。しかし、そのお盆の上に、それぞれ何か黒い物と白い物がそれぞれ乗せられてあった。
「これは……駒?」
「そう、チェスの駒。黒と白の二つに分けたのを二つのお盆に乗せたの。これを二つとも持って、駒を全部落とさないように十分間持ち続ける。あなた達が一人ずつ挑戦して、もし落としたら交代。これを、それぞれ一回クリアすればいいだけよ」
「……一つでも駒が残っていたらクリア、か……簡単だな。でも、簡単じゃないんだろ、どうせ」
「ショウコさんは察しが良いわね。もちろん、私たちがそれをさせないように妨害するわよ」
「くすぐりで、ですか?」
「ミィさんもなかなか察しが良いですね。もちろんくすぐりで、です。ミィさんは棒立ちで両手に二つ、ショウコさんは四つん這いで背中に一つのお盆を乗せる。それを続けるだけです。あ、言い忘れてましたけど、体勢を崩してもダメです。その場合、罰ゲームが待ってますよ」
 罰ゲーム、その言葉に、一瞬、二人の顔に恐怖の色が映る。
「さて、時間も惜しいのでそろそろ始めましょう。まずはミィさんからでお願いします。あ、それと、これも一つ言い忘れてたのですが、二人とも、上はブラ以外は脱いでくださいね」
「「な!?」」
 その言葉に、二人から驚愕の言葉が出る。
「な、なんで脱がないといけないんですか~!?」
「そ、そうだ! そんなの無理に決まってるだろ!!」
 当然の如く、抗議が二人の口から出てくる。しかし、役員は意に返さずといった表情で、
「別にイヤなら良いんですよ。その場合、ショウコさんの場合、背中に乗せるのですから、服で滑りやすくなってるから、そうしたらいいんじゃないかというアドバイスでしたので。ミィさんはショウコさんのついでですけど、ショウコさんが脱ぐ場合は、問答無用で脱いでもらいます。無論、その逆も然りです」
 その説明に、ショウコは絶句していた。そして、同時に考えてもいた。どうするべきか、と。
「(ミィは極度のくすぐったがりだ、素肌をくすぐられるのを、耐えられるとはとても……)」
しかし、ミィは違っていた。彼女は、最初に絶句こそすれ、しかしショウコが決断を出すはるか前に、決心を決めていた。そして、彼女はそれを行動に移す。
「ミィ!?」
 それに一番驚いたのはショウコである。ミィは、服を脱ごうとブラウスのボタンに手をかけていたのだ。ショウコは、そのミィの腕を優しく、しかし迅速に掴んだ。そんな事をしなくても良いと言うために。
「ミィ……あたしの事なら大丈夫だ、だから、服を着るん―――」
「ミィは、ショウコの力になりたいです」
 だが、ショウコの言葉は、ミィの力強い言葉にかき消されていった。そして、ミィはその手をブラウスに戻し、再び脱ぎ始める。しばらくして、彼女の上半身は、ブラをつけてるのみとなった。
「ミィ、がんばるです。恥ずかしいけど、頑張るんです!」
「ミィ……ごめん」
「こういう時は、ごめんじゃないと思います。です」
「…………、ありがとう、ミィ」
「どういたしましてです!」
それを見た役員の一人がこうショウコに宣言する。
「ミィさんは脱ぐという選択をしました。よって、ショウコさんも強制的に脱ぐという選択をしなければならなくなりました。しかし、まずはミィさんからなので、まだ服を着ていて良いですよ。では、ミィさんはこちらに」
「はい、です」
 言われて、ミィは役員の示すほうに歩き出し、目的の場所に立つと、両手を左右に伸ばし、そこにお盆を乗せられた。
「この状態のまま立ち尽くしてください。決して動いてはなりませんよ」
 そう忠告した後、彼女は他の役員たちに命令する。
「ショウコさんの視覚と聴覚、ついでに口も封じてください」
「え!? まっ、やめふぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ……………………!!」
 役員達は、命令通り、早急にショウコを押さえつけ、目隠しをし、耳栓をつけさせ、猿轡をくわえさせた。
 これで、彼女はミィの安否を見る事も、叫んで応援する事も出来なくなった。
「それでは、これよりミィさんのチェス同好会への敬意を鍛える訓練をします。皆さん、始めてください」
 そう言うと、彼女を含めた役員たちは、手に丁度いい柔らかさと硬さをもった筆を、それぞれ二本、携えてミィの細くて白い体を筆で思い思いになぞり始めた。
「ひう! ふひいいいいいい!! ぞくぞく、しゅるよおおおおおおおお!!」

 目を閉じ、瞳に涙をためながら、ミィは必死に耐え始めた。

「ふっふふふふんふふふふふ!! きひいいいいいいいいいい!! ミィ、耐えるもん、耐えるんですううううううううううう!! ふっひっひひいっひひひひひひひ!!」

 一人は、一本でお腹をのの字の要領でかき回し、もう一本を右のわき腹につけ、縦に振るわす。

「ふああああああああ!! じぃっ 書かないでええええ!!! ひあああああああああ!! ふぁああひひゃひゃひゃひゃひゃ! おなかがあぁああ、くすぐったいいい!!」

 両手でお腹を押さえたい衝動に刈られるも、かろうじて我慢する

「わきばらぁああ! ミィのわき腹で、あそばないでええええ!! くふふふふふ!! ふふふひゃははははははははは!!」

 一人は、一本を首筋をなぞり、もう一本を起伏の薄い胸に円を描くようにして筆を這わせる

 「くびぃぃい! ふううううぅううぅう、ん、あ、んああああああ!! きゃふううううう!! や、やめろですううううううう!! いひひひひひひひひひっ!! 」

 首を閉じ、その攻撃から逃れようとするも、その細い筆先は僅かに開いた隙間から侵入し、無駄だということを知らしめる。

「なああああああ!? きゃふううううう!  胸は、んあ、胸くすぐっちゃあああ、ダメですううううううう!! ああんっ、変な気分になっちゃうよおおおおほほほっほほほ!! ひぃぃん! 」

 綺麗な金髪を荒々しく振り回し、その刺激から意識を外に向けようとする。しかし、それを役員達の操る筆は許してくれない。

「きゃっはあああああははははははっははははははっ!!! んあああああああああ!! あはははははははは、やっやだですううっふふふふひひひっひひひひゃぁぁっははははっはははは!!!」

 一人は、一本の筆を臍の中に入れ、そのまま回転させ、彼女を責め立てる。

「にゃああああああああああっ! あああはははははははっは!! ミィのお臍、いじらないでええええええええ おか、おかしくなるうううううう!! にゃふうううううううう!! あううううあああああっあはははっははははははははははははははは!!!! ぐふふふふふっふひひひひひひ!! ひひゃぁぁっふひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

 今、この両手のお盆を捨て、自分の臍を弄ぶ筆を取り除けたら、そう思うも、それをするという選択肢は彼女の中であってはならなかった。
そしてもう一本は、臍とスカートの中間をひたすらくすぐっていた。

「そ、そんなとこ、だめですうううううううう!! へ、へんに、へひひひひひっひゃはははははっはははははははは!! へんになるからああああああ!! やめてえええええ!! あ、あははははははははっ!! にゃふぁあ!!」

 下腹部という敏感な場所をくすぐられ、思わず甘い声が出てしまう。

 一人は、筆を背筋に合わせひたすらに往復運動を繰り返す

「せ、せなかああああ!? せなかはあああ、弱いんですうううううう!! やめてくださいいいいひひひひひっひいいいい!! きゃはあああああああああ!! いにゃああああははははははははは!!」

 背中を僅かに反らしその責めから逃げようとする。しかし、筆はしつこく彼女に張り付き、離れようとしない。
もう一本は開いた右腋に差し込み、めちゃくちゃに動き回る

「うにゃはははははははははあああ!! わきぃ、ほじくらないでえええええ!! くっふあああああはははははははは!! ひゃめへええええへへへへひゃはああああああ!!」

 閉じたい、という本能に近い衝動にとらわれるも、ギリギリのところで理性が作用し、思いとどまらせる。
 一人は、一本を左のわき腹に持って行き、その筆でツンツンと突きまわす。

「くぅあ、あ、ああ、あああ!! やめてぇ、んあ! ミィのそこ、 にゃふう! ツンツン、しないでぇ…… くあああ!! ひゃん!」

 断続して続くわき腹責めに、彼女は身構えることが出来ず、相手のいいように踊らされる。
もう一本は無防備な左腋のくぼみに向けてそのケバケバした筆先を、強引に押し付けた。

「きゃっはああああああああああ!? にゃはははははははははははは!! キツ、キツいよおおおおおおおほほほほほっほほほおお!! そこ、押し込まないでええええええええ!! くすぐったいいいいいいいい!!」

 腋という決して他人に触れられたくない場所を強引に犯され、狂ったように笑い、そして ミィの腕がプルプルと震えだし始めた。だが、そんなこと知ったことじゃないとばかりに、役員たちの責めは続く。そして、震える彼女の腕に乗るお盆から、駒が一つ二つ零れてくる。

「ああっ!! しまっひゃあああああああああ!? にゃははははははははは!! にひひひひひっひひゃああああああああ!!」

 それでも、役員たちの責めは留まることを知らず、次々に彼女の弱いところをくすぐり続ける

「きゃふうううううう! いひひひひひひっひっひいいいいいいいい!!」

 そして、彼女はキツクなってきたのか、あることを役員の一人に問いかけた。 

「ひ、ひひひひひいいひああああああああ!! あ、あとおおおおお!! なんぷ、ぷひゃははははははっ! 何分で、終わり、なんですかあああああ!? あきゃあ!? ひあああああひゃひゃひゃひゃひゃっ!」

「そうですね、……まだあと9分30秒程です。これぐらいで音を上げるんですか?」

まだ30秒しかたっていない。その事実に、ミィは耳を疑った。体感では、2分ぐらいくすぐられていると思っていたからだ。

「そんな、まだそれだ、ひゃはああああああああ!? あ、そ、それえええへへへっ! だめ、ですううううううううふひひひっひひ!! だめえええええええへへへへっへへへ!!」

 突然、彼女の反応が変わる。一人が、彼女の弱点であるお尻に筆の一本をスカートの中に入れ、下着越しに這わせたのだ。 

「ひう!! きゃああああん! んんあああああ!! ミィ、そこはだめなんですううううう!! おかしくなるんですううううううう!! だから、だか、きゃはあああん!? にひゃあああああああああ!」

 その役員の持つもう一本の筆は、スカートの上からお尻をなぞり、焦らしに似た感覚を与える。

「ふああああ……! あああん! 気持ちいいれすううう!!  んあああ……! ひゃは!? そ、それはだめですううううう!! そこはああああああああ!! こちょぐったいですうううう!!」

 別の役員が、筆の一本で内股をくすぐっていたのだ。そしてもう一本は、彼女の膝裏を蹂躙している。

「ち、からああああああ……、ぬけりゅううううふふふふふふっふふうううう! ひゃめええええええええええ! ひゃめへええええええへへへへっへへへへへええええええ!!」

 さらに別の役員は、筆の一本でスカートと下着越しに彼女の秘部をくすぐっていた。

「んはあああ! にゃああああん……。ミ、ミィのソコ、触っちゃだめですうううう!! きゃわああああんん! 動かないでええええええ!!」

彼女の声がどんどん甘く、甘くなっていくのを役員たちは感じた。それを頃合とみたのか、くすぐりを行っていた筆の動きが弱まり、尻をくすぐっていた役員が、突然、尻の割れ目から、つつー、と秘部の割れ目へと動く女性を陥落させる悪魔の往復運動を始めた。

「いひゃああああああああ!? き、キクううううう!! そんなの、むりだよおほほほっほほおおおおお!! にゃああんん!! ひああああ! あああああん!!」

 それは、くすぐりによってではなく、快楽によって駒を落とそうと考えた故の行動であった。同時に、胸をくすぐっていた者もその意図を理解し、胸への愛撫に似たくすぐりを強める

「にゃはあああああああんん!! ひっひゃはははははははっははああああん! くすぐったいいいい! でも、なんかっ! なんかああああああああ!! 変だよおおおおおお!! 気持ち、いいですうううう!! んにゃああああああん!!」

 くすぐったさよりの快楽から正真正銘の快楽へと導かれるのも、間近だった。

「あ、ああああ~~~!! ジンジンするよ~~~! 胸が! アソコが~~~!! このままじゃ、ミゥ、ミゥぅううぅううううう!!」

 このままいけば、彼女は間違いなく絶頂への道を辿っていただろう。しかし、役員たちはそんな事をさせるために彼女に筆を這わせていたわけではない。彼女がくすぐりを意識の外に置いている今の状況で、役員たちは、性感帯への愛撫をやめ、筆を一斉に彼女がくすぐったがる場所に這わせた。

「あ、んあああああ!? ああ、あああ、きゃああああははははははははははははは!! いにゃああああああああああああはははははははははははは と、突然そんなの、むりいいいいいいい!! ムリですうううううううう!! あはははははははははっっ!!」

 途端、今までの快楽を遥かに無視するくすぐったいという感情が、ミィの体から湧き出し、彼女は、それに一瞬も逆らう事無く、その刺激の濁流に飲まれていく。

「お、落ちるぅううううう!! 駒、落としちゃうですううううう!! きゃはははははははははは!! は、激しすぎですううううううふふふふふふっふふ、いにゃははははははっはははっはははははは! ああああああああああ!!」

 事実、彼女の手から、黒と白の駒がボロボロと落ちていく。しかし、それを止める事は、今の彼女には、あまりにも難題過ぎた。

「にゃあああああっあはははははははははっははは!! ひひゃ~~~~~はははははははははははは!! 落ちちゃうう!! くすぐったくて、全部落ちちゃうですううううう!!」

 もはや、どれだけの駒が残っているかは、彼女には分からなかった。確認できるほど、注意を向けられなかったと言っても良い。しかし、これだけくすぐられても、未だ左右の腋を閉じてない彼女は、賞賛に値してもいいのかもしれない。だが、ミィの精神は既に限界だった。

 右腋に存在する滅茶苦茶に動き回る筆はさらに激しく動き回り。左腋に現存する押しつけられていた筆はさらに力強く、かつ微妙に振動させて動かされる。彼女をさらに悶えさせる。

 右わき腹を上下に撫でていた筆は、二本に増え、そのくすぐったさを単純に倍増させる。ツンツンとつつかれていた左わき腹は、そのつつく速度が早くなり、彼女を笑いの底にたたき落とす。

 背中を撫でていた筆は、背筋だけでなく全体を虫が這うようにちょこまかと動き回り始め、彼女に痒みに近いくすぐったさを与える。

 お腹をのの字を描くようにゆっくり轟いていた筆は、さっきとは倍以上のスピードで、彼女の喉を震えさせる。

 臍の中に入って回転運動を続けてた筆は毛先を使って、ゴマを取るようにこしょこしょと中を弄り始める。

「いやあああああはははははははははははははは!! ダメ、全部ダメですううううふふふふふふひひひひひいひひいひやああああああはははははは!!! くすぐったいですうううううう!!!」

「腋ぃいい!! 閉じちゃうぅぅぅううう!! こんなの閉じちゃうよおおおおおおお!! んひゃひゃひゃひゃひゃははははははは!! ヤダああああああああああ!!」

「せなかぁ、痒いですうううううう!! くすぐるなら、せめて、くすぐるならああああああああ!! 人思いにやってですうううううううう!! かゆいいいいいいい!!」

「お臍ぉおお!! ゴマ取らないでええええ!! 汚いですからああああああ!! んああああはははははっはっははははははは!! らめぇええええええ!!」 

 お尻をくすぐる筆は、二本ともスカートの中に入れられ、その小さなお尻をなぶり続け、彼女に淫靡な動きを強要させる。

 内股をくすぐる筆は、筆の毛先全体を使って、ピクピク震えている部分を執拗に狙う。
膝裏を責め立てていた筆は、膝裏にも侵攻し、足の震えを増大させるかのように、円を描くようになぞり始める。

「お尻はああああああっっ!! 弱い、みにゃああああああっ!! 弱いんですううううううう!! 這い回らないでえええええ!! コチョコチョしないでえええええええええ!! ひひひいひひいひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

「内股ダメですうううう!! そんなくすぐり方、ヤですうううううふふふふっふふふひひひいひひひひひいいいいいいいい!! やぁああああああああ!!」

「膝はああ!! 力、抜けるうううううああっははははははははは! ムリですうううううううう!! 円を描かないでええええええへへへへへへっへへへへ!!」

 そして、股間をくすぐっていた筆は、その取っ手を返し、棒の部分を使って、彼女の秘部目掛けて優しく、しかし、強く押しこんでいく。

「ッッ!! っぅいやああああああああ!! ダメええええええ!! はあああああああ!! ミィ、たえられない、こんなのたえられないですううううううう!!!! きゃあああああああ!!! それ、いれないでえええええええ!!!! っっうにゃあああああああ!!」

 この今までとは比べ物にならないほどの快楽に襲われた彼女は、持っていたお盆を落とし、身を反らせ、叫び悶えた。

「ミィさん、体勢の変更およびお盆の放棄で記録四分三十六秒でゲームオーバーです。もう少し頑張ってもらいたいものです。ですから、これより、罰ゲームと称したくすぐり訓練の時間です。たっぷり笑ってください」

 言うと、役員の一人が、彼女の腕を持ち上げ、万歳の恰好にした。

 そして、今度は役員達は、自分達の指で、彼女を一斉にくすぐりかかった。

「ひっっ!! きゃああああああああははははははははははははっははははははあああああはははっはははははははは!! やだあああああああははははははははははは!!」

 無数とも言える役員達の細い指から伝わるその感覚に彼女は見悶える。

「ヤダ、ヤダヤダヤダあああはははははっははははは!!やあああああああでぇすううううううふひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! くすぐったあああああああい!!」

 元々くすぐったがりのミィである。そんな彼女が、素肌を直接指でくすぐられるのに、耐えられる道理もなかった。

「ひゃめへええええへへへへ! ひゃめてええええへへへへへひゃははははははは!! お願いですうううううふひひひひひひゃあああああはははははははははは!!」

 自分の腕を封じられ、満足に抵抗する事も出来ず、ただ役員達の指の洗礼を受け続ける。

「いひゃああああはあああははははははははっははははは!! ムリ、ムリいいいいいい!! ムリですってばあああああはははっはははははははははきゃああはっはははははあははははははっははーーー!!」

「て、てぇ! 手を離してくださいいいっいいいいひゃはははははははひゃああはははははははは!! 降ろさしてくださいいいいひっひひひひっひひひひいいいいああああああっっ!!」

 せめて手を降ろしてくれれば、それだけで、自分の弱点である部分を守る事が出来るかもしれないのに。そう思うも、自分の腕を役員達は解放する気配はない。 

「ミィ、こわれるううううう!! こわれちゃいますううううぐふふふひひひひひゃあーーーにゃあああはあはははははははははっははは!!」

「くすぐったあああああい!! いにゃははははははははっははは! ミィ、ミィいいいひひひひひっひっひひっ!! くすぐったいの、もういやですうううううううう!!」

 キレイな顔をクシャクシャに歪めながら、透き通る金髪を左右に振り回しながら、子供のような瞳から涙を流し、可愛らしい口から涎を垂らしながら、ひたすらされるがままに悶え、叫ぶ。

「らめぇえええへへへっへへへへ!! もうらめへえええひゃははははははははははは!! こんなの、始めてですううううひゃひゃひゃひゃひゃはははははは!!」

「あはははははははははははっはははーーー!! 狂う、ミィ狂っちゃううううう!! 助けてえええええへへへへへへっへひゃひゃひゃひゃひゃひゃはっははははーーー!!」

「死ぬうううう!! ミィ死んじゃううう!! くひゃはははははははははは!! んひひひひっひいいいきゃはははははははっはははは!! たす、助けてええええええ!!」 

 必死に、もうこれ以上は無理だからやめてと役員達に許しを請う。だが、それを聞き入れている者達なら、今ここで彼女はくすぐられてない筈だ。つまり、その願いは届かない。絶対に役員達にその思いは届かない。

 そして、彼女の体力ももう、限界だった。

「ふぁひゃははははははははははははは!! くすぐったいいいいいい!! くすぐったああああああいっ!! くすぐったすぎですうううううううう!! んあああああ!!」

「も、もう、もうううふふふふふふっふふふふふふふふふっふ! ふひゃあああははははあああははははっはははははははは!! んああっ!!」

「ひっああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

 一際大きな声を上げたかと思うと、彼女は体を大きく反らし、顔を真上に上げ、大きな悲鳴のような声を上げた直後、失神した。
「……気絶してしまいましたか、まあいいでしょう。ショウコさんのが終わるまで、休ませておきましょう。次の時に直ぐ失神されたら適いませんものね」
 役員の一人が彼女を一瞥するも、それで終わりなのか、役員の数名に命令し、彼女を隅に押しやる。
 そして、次の標的であるショウコの元に向かい、騒がないようにかけていた目隠し、耳栓、猿轡を取り、彼女に五感を取り戻させた。
「ぷはっ! はぁ……はぁ……」
「ショウコさん、ミィさんが終わったので、次はあなたの番です」
「ミィ!? そうだ、ミィはどうなった!? 耐えきったのか!?」
「……残念ながら、ミィさんは十分間耐えられませんでした。今はそこで寝ていますけど。ですから。あなたが終わったら、また挑戦してもらいます」
 そうショウコに語り、役員はミィが横たわっている場所を彼女に目で教える。
「ミィ!!」
 慌てて近づこうとする。無事を確認しようとする。自分が何も出来ない内に、こんな事になっていたなんて思ってもなかったのだ。
 ミィの下に行き、容体を確認する。一見眠っているように見える。が、今までの役員達の行った行為から何をされてこうなったかの大体の経緯を彼女は推測した。
「お前ら……!」
 自分の身に、怒りと言う感情がフツフツと滾っていくのを彼女は感じていた。しかし、それをそのまま相手にぶつけるには、あまりにも状況が悪すぎると言う事も、彼女は知っていた。
「さ、次はショウコさんの番ですよ。早く服を脱いで、ここで四つん這いになってください」
 だから、今は何もしない。この想いは、この感情は、時期が来るまで溜めておく。いつか来るであろう復習の時の為に、ただひたすらに溜めておく。
「いつか、いつか覚えてろよ……」
 憤怒の表情を露にしながらも、彼女は上着を脱ぎ出し、服に隠されていた豊満な体が少しずつ現れていく。
 やがて、上半身を下着だけ着けている姿となったショウコは、そのまま彼女は役員の近くまで接近し、手のひらと膝を床に付け、四つん這いの体勢を取る。
 それを見計らい、役員の一人が、彼女の背中に白い駒が乗ったお盆を一つ乗せる。それを見届けた役員の一人が、全員に向けてこう宣言した。

「では、ショウコさんのチェス同好会に対する敬意を鍛えるための訓練を行います。みなさん、始めてください」

 その合図の後、役員達は、自分たちの指を使って、ショウコを責め立て始めた。

「ショウコさんって、スタイル良いですよねぇ、でもそのせいで、ココ、敏感じゃないんですか~?」
 眼鏡を掛けた役員の一人が、笑みを浮かべながら、ショウコの豊満な胸の下、つまり下乳の部分を指で優しく摘むような動きで責め始める

「うら、やま、ふぁ! しい、か? んぐぐ……、これ、くらい、なら、ぐぐぅ!」

「あら、ショウコさんって不感症? ミィちゃんは泣き叫んでくれたんですけど……」

 そう受け答えしながら、役員は、ほんの少しだけ、指の動きを早めた。

「ミィ!? お前らミィにこんな、くぅあ!? こんな、くくくっ、事を、したのか、んぐ」 

 刺激が少量だが増して、少しだけ反応が強くなるショウコ。勘違いしないように言っておくが、別にショウコは不感症なのではなく、ただ耐えているだけなのだ。だからショウコ自身も、この堤防が決壊することは分かっていた。

 故に、彼女が出来るのは、その堤防が破壊されるのを遅らせることだけ。

「ねぇ、こっちはどうなのよ? ココ、くすぐられたら、私は耐えられないなぁ」

 役員の一人が、そう指摘する箇所は、足の裏、役員は、両手を使って、両足の裏を爪の先でコショコショと、くすぐっていた。

「ぐ、ぐふふふふふふ! そ、それぐらい、なんと、んぎっ! もない、な」

 本当は凄くくすぐったかった。だが、ここで弱みを見せたら、自分の心が脆くなりそうで、相手の嗜虐心を煽りそうで、だから彼女は強がりを見せる。

「そう? じゃあ、もう少し早くしても大丈夫よね」

「え? 待っ!? っっ!! んぎぎぎぎぎぎぃ!! くううううううううっっ!」

 その考えが仇になるとはショウコは思わなかった。足の裏をくすぐる手は、不規則な攻撃から、最初は一点に固められ、そこから徐々に円形に広がる。ちょうど花火の爆発を指で再現してるような動きに変化した。それはたまらないくすぐったさを生み出し、ショウコに襲い掛かる。

「ねえねえ、足の裏も良いけど、ここもとっっってもキツイと思うんだ!」

 足の裏から溢れ出るくすぐったさに慣れない内に、さらなる波状攻撃がショウコを襲う。

 役員の一人がくすぐっていたのは、脇、手を下に伸ばしているため、防御もできない両脇に、指によるくすぐりの洗礼がショウコに襲い掛かる。

「ぐひひひひひひひっ!! あぐぐぐぐいひひひひひひひひ!! くす、ぐったいだろ。 んふふふふふふふふ!」

 指は、腹の部分を使って、撫でとコチョコチョの中間のような動かし方で、巧みに彼女を責め、遂にショウコの口から笑い声が聞こえだしてくる。

「あ、笑った~! じゃあ、もうちょっと強くして、もっといっぱい笑わせてあげる~」

「っぅううぎひひいひひひひひひひっひひ!! きゃは! あひひひひっひひひ!」

 無邪気な声とは裏腹に、脇をくすぐる手は早くなり、またとてもいやらしく、彼女の苦手とする所を的確に突いてくる。

「あんた、こんな短いスカート履いちゃって、パンツ見えちゃってるじゃない。そんなイケナイ奴隷には、お仕置きが必要ね」

 強気な声がしたと思うと、内股からもどかしいようなくすぐったいような感覚にショウコは襲われた。その役員は、両手で内股を優しくサワサワと撫でていたのだ。

「あきゃ!? いひはっ! ふうううぅぅうう! きひひひひっひいひひひひ!」

 本来なら、これぐらいの責め、彼女には耐えられた。少し声を出すかもしれないが、笑い出すほどの刺激ではなかった。しかし、内股以外をくすぐる手の作用のせいか、そんな些細な感覚すら、今の彼女にはくすぐったく感じるようになってしまった。

「……お仕置きするのに、手加減は不要ね。もうちょっと強くするわ」

「ま、これ以上はふぁあああああああ!? ぎゃひひひひひひっひ! やめろぉ、やめてくれぇ! えへっへへっへへへへ!!」

 そして、ショウコの口から、懇願の台詞が飛び出してきた。それほどまでに、彼女が襲われている笑いの感情は凄まじいという事も受け止められる。

「この括れ、どうやったらこうなるんでしょうか? 羨ましいです」

 おっとりそうな役員は、両手をショウコのわき腹にやり、十本の指を満遍なく動かして、本格的なくすぐりを行い始めた。

「ひっ! ああっ! あぎゃはははははははははは!! もう無理、無理だああああははははははははははは!! やめろやめろ! やめてくれえええええ!!」

 わき腹から感じる怪しい感覚に、とうとう我慢の許容地の限界を超えたショウコは、少し男らしさを感じつつも、健康的な非常に可愛らしい声で笑い始めた

「あ、笑ってくれました~。なら、もっと笑わせてあげますね!」

「あはははははははははは!! あーーはははははははは!! わき腹、くすぐるなあああ! ひぎゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」

 わき腹に添えられていた手は、さらに激しく動き始め、今にもコチョコチョという擬音が聞こえてきそうだ。

「あなたのそのムッチリとした太もも、いやらしいわね。男でも誘ってんのかしら」

 そんな事をつぶやくお姉さんみたいな役員は、彼女の太ももをガッチリ掴み、その両手で、彼女の太ももをグニグニと揉み始めた。

「それ、やめろひゃはははははははははははは! もむな、もむなあああああっっあははははははっはははははははははははは!! 弱いんだああああっははっははははははははは!!」

「あら、それはいい事を聞いちゃったわ。これが終わるまでずっとたっぷり揉んであげる」

「そんな、そんなああああっ! ぎひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! やめろ! それだけはああはははははははあはははははははっははは!! ダメだあああっあぎゃははははははは!!」

 ムッチリとした妖艶な太ももが、役員の手によりぐにゃぐにゃと形を変え、どうしようもないくすぐったさをショウコに与える。

「じゃあ、こういうのはどうですか? ショウコさん!」

 優しそうな声を出す役員は、四つんばい姿勢のショウコの足と腕の間に生まれた境界に潜り込み、両手を使って、お腹をツンツンとつき始めた。

「あはははははははははっは! はう!? ひぎぅ!! ふははははっははは!! うぁ! やめろぉ! ひゃん! ひあはははははははっは!」

 体全体を襲うくすぐったさに、腹回りに突然生じるなんとも言えない感覚の複合攻撃に、翻弄され、身悶えるしかショウコには道はなかった。

「ひゃん! って、ショウコさん可愛い! もっと遊びたくなっちゃった」

「ひゃめ! ひゃめろぉ! ふぁあ!! きゃふぅ! わひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!
ひぎぎぎぎぎぎぎぃ!! んああ!! あははははははは!!」

 お腹から伝わる刺激の頻度が倍近くに上がったのを文字通り体で感じた彼女は、もはやこらえるという事が出来なくなっていた。

「知ってる? 背中って、弱い人はとことん弱いって」

 役員の一人は、ショウコの背中の上の方に手をやり、お盆に触れないように、五本指を立てて、一気に下に降ろした。

「っっ!! ひひゃああああああああ!?」

 背中に襲い掛かった非常にくすぐったい刺激に、顔を上に反らせる。だが、それで終わりだった。数秒待っても、次の攻撃が来ない。その事実に、少しだけ、ほんの少しだけ、背中への警戒を彼女は弛めた。だが、

「わひゃああああああ!? ああはははっはははははは!!」

 時間差だった。ショウコが気を抜くその瞬間を狙って、再び背中からの刺激。しかも唐突だった責めは、彼女に悲鳴と笑い声を上げさせるには、充分だった。

「やっぱり! ショウコさんも背中弱いんですね! じゃあ、次は十本で休まず行きますよ」 

「そ、そん、なああああっっははははははははははっっ!? ひひゃはははははははははっは!! ふぁあああああああ!! ぎひひひヒヒひゃひゃひゃひゃひゃははははははははっ!!

 しかし、そんな攻めを受け続けて早6分、彼女はまだ、背中に乗った駒をひとつも零さず、またお盆も少ししかずらしていなかった。この芸当は、ミィはもちろん、ナオでも無理だったであろう。

「……耐えますね。では、こういうのはいかがですか?」

 礼儀口調な彼女は、ショウコのお尻を両手でしっかりと掴み、その両手を震わし、振動でショウコを責め始めた 
「あああああああああああああ!? やめ、やめえええへへっへへへへろおおおほほほほっほほほほほおおおお!!」

 お尻から生じたくすぐったくも、どこか変な気持ちになる感覚に、彼女の背中は揺れた。そして、ショウコの目前に、白い駒が何体か落ちてきた。

「あら? ショウコさんはこういう責めが好きなのですね、では、もう少し強く」

「あああひゃっははははははははははは!! ちが、ちがあああひひひひっひいいい!! くぅあああああああああ!! ふぁあああああああああ!!」

 お尻を震わせられて、思わず彼女の口から嬌声に近い声が漏れ出す。

 それからというもの、彼女をくすぐる手は、背中とお腹、そしてお尻や内股といった。くすぐったさとそれとは別の何かを与える刺激を優先して彼女に与え、単純なくすぐったさを与える箇所への責めは、なるべく彼女に感じさせないようにしていた。

「んああ!! やめろおぉ、変態ぃ……、ああっ!! くふふふっ! ふぁあん!! ううう!!」
 この手法は、先程ミィにも行ったのと同じ手段である。快楽によって、くすぐられるという意識を逸らし、無警戒の所を一気に叩く。これにより、背中のお盆を落とさせるという作戦であった。

「きゃふうう……、うう…… ひあっ! あ、ああっ! きひひひひっひひひ!! はふぅうう……」

「(そろそろ、ですかね)」

 丁度いい感じに快感に溺れている彼女を見て、そろそろ頃合だと感じた礼儀口調の役員は、他の役員に目で合図を送り、一斉にショウコの弱点をくすぐり始めた。

「ふぁっ! ふぁああああああ!? ああああははははははっはははははは!! ぎゃあああははははははははははっははは くすぐったいだろばかああああはははははは!!」

 今まで快楽に浸っていたショウコには、この想像を絶するくすぐり責めは、予想もつかなかった。  

「やめ、やめええへへへへひゃはははははははははははは!! ぎゃははははははっはははははははははは!!」

 事実、そのくすぐり責めに彼女は多敏に反応し、結果、彼女の背中のお盆は少しずつずれ始め、今では、右のわき腹付近にまでずれていた。

「お、落とすからあああははははははははっはははは!! これ以上は、や、やめろおおほほほぁああははっははっははははは!! 頼むからあああああああ!!」

 お盆が落ちるともう一度こんな責めを受けなければならない。こんな事、そうそう何回も耐えられるわけがない。だから落とさないように必死にお盆を中心に持っていこうと背中を少しずつ動かそうとした。しかし、

「ひぎゃ!? うわきゃはははははっはははははははやははははははははははははは!!」

 右のわき腹に、三本の手、計十五本の指が群がり、彼女の行動を妨害した。あまりのくすぐったさに、わき腹は、ピクピクと震え、さらにお盆をずらす結果となってしまう。

「お、落ちるうううううう!! そんなこと、したらあははははははっははは!! 落とすだろううううひひひひひひひひぎゃはははははははは!!」

 彼女のいい分はもっともだ、だが、役員たちは彼女の思惑とは別の行動をとり続ける。それも当然。彼女たちは、ショウコのお盆を落とそうとしているのだから。

「(とどめです、ショウコさん、今回は残念でしたね)」

 そう心の中で呟いた役員の一人は、指を彼女の秘境へと持って行き、お尻の時と同じように振動させた。

「ひあああああああ!? あっ、ああっ いやああああああああ!! っあああああああああああっ!!!!!」

28403368.jpg


 直後、ガランという綺麗な音が部屋中に響き渡った。それは、ショウコが背中からお盆を落とした音。それと同時に、彼女の兆戦が失敗に終わったことも暗にお盆は告げていた。

 役員たちは、一旦彼女から離れ、ショウコは、今までの拷問のようなくすぐりから開放され、床にうつ伏せに倒れる。
「ハァ……、はぁあああああ……。あんなの、卑怯だ……」
 彼女自身にしか聞こえないか細い声で呟く。
「……記録、八分三十七秒、結構耐えたじゃありませんか、この調子なら、次ぐらいならクリアできるかもしれませんね。あなたに訓練は必要ないでしょう。では、ミィさんの番に移ります。誰か、彼女を起こして来てください」
「ハァ……! ま、待ってくれ、もう少しだけ、ミィを休ませてやってくれ、お願いだ! その間、あたしがくすぐられてもいい。だから――」
「ダメです、これはルールです。あなたの意見は聞けません。それに、忘れたのですか? 身代わり行為をすると、どんな結果になるか?」
「――――ッッ!! クソッ!」
 もし身代わり行為、またはそれに準じた行為を行うと、三人まとめて裸にして校内に晒す。これが彼女たちの行動を大いに抑制する。自分だけなら良いが、他の二人も巻き込むのなら話は別。下手な行動は、一生の傷になるかもしれないからだ。
「わかっていただけて嬉しいです。では、先ほどと同じように、あなたには、目隠しと耳栓、そして猿轡をつけてもらいます」
「…………ああ、わかったよ」
 そして、今度は何の抵抗もないままにそれらの拘束を受けるショウコ、それと同時に、ミィの意識が覚醒する。否、させられる
「んにゃあ!? ……こ、ここは? ……あ、ああ!! いやですううううう!! もう、くすぐられるのはいやですううううううう!!」
 
 二人の地獄は続いた。ショウコはあれから三回目の挑戦で十分間の耐え切りに成功し開放された。が、ミィはあれから、完全下校時刻になっても、耐え切る事は出来なかったという。

それから数日経ったある日。三人は、チェス同好会の部屋に軟禁され、そのうちの一人であり元将棋同好会会長でもあるナオが、ある一人の役員とチェスで対決していた。
今回は、目隠しこそされていないが、他の役員によるくすぐり行為は健在だった。そのせいで、集中力が乱され、勝てる相手にも勝てなくなってしまっていた。
「ナオさん、手が止まってますよ。さっさとしてください」

「馬鹿に…しないで、あなたなんかに負けるわけ、ない、でしょ。うくううう!! あぁっ、あああっあああっ、くすぐったいっ!」

「私に勝てばそのくすぐったいのから解放されるのに。……あ、ダメですね。チェックメイトです」

「あ、あくぅ! そ、そんな……、そんなわひぁあ!? うふふっふふうう!」

「私なんかに惨敗じゃないですか?弱いんですねナオさん。じゃお仕置きさせてもらいます。三人まとめて」

 楽しそうに答えると、役員たちは、彼女たち三人の体をその細くてくすぐったそうな指でくすぐり始めた。

「きゃああああはははっはははははははくすぐったいいいい!! やめてええええええええ!! いやはははははははっはははは!!」

「もう、もうくすぐりは、いやですうううふうふふふひゃあああはははははははは! にゃはははははははっははくすぐったいですううううううううう」

「やめろぉ! やめひぇひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! も、もういやだああああはははははっははははは!! あはははははははははは!!」

三人の奴隷生活は、まだ始まったばかりである。

「「「きゃはははははははははははは!! んひゃひゃひゃはははははははははは!!」








あとがき

ここまで読んで下さってありがとうございました。

うん、長いね、この作品。原稿用紙に換算して30枚文もボリュームがあるんだってさ。

今回の作品のテーマは敢えて言うなら『奴隷生活』なんでしょうかねぇ。確証がないのは、今回の作品に取り入れたキーワードが多すぎるというのもありますが。

そして色々と初挑戦の作品だったりします。

まず、自分の作品で初の複数人がくすぐり対象である事。

この複数人はブログでは既にサファイアSSで見た人もいるんでしょうが、時系列的にはこの作品が一番最初の作品なんですよね。

次に、初めて続編を意識した作品づくりをしている事

色々と次作の作品方向は分かれていますが、最終的に続編を書けるようにしている構成にしております。それが将棋同好会かチェス同好会、どちらが受け手になるかはまだ未定ですが……。どちらでも大丈夫なように描写はしてあるつもりです。

次に、登場人物全員に個性を持たせた事

これも上記の次作を意識して付けたものですが、メインからモブまで全員にくまなく個性を持たせてあります。それに加え、メインの三人にはキャライメージも付けています。

ナオはワラキューのカンナ

ミィは魔界戦記ディスガイアのフロン

ショウコは生徒会の一存の椎名深夏が、今回の三人のキャライメージの元となっております。

と、言う訳で、色々と初挑戦作品にして、最終兵器な作品でした。

次の更新には、絶対にいろはを引っ提げて書こうと思っていますので、もう暫くお待ちください。




個人的にはミィのキャラがお気に入り! だから作品内でも優遇気味だね!

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